2015 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
26462621
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Research Institution | Jichi Medical University |
Principal Investigator |
西野 宏 自治医科大学, 医学部, 教授 (50245057)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高野澤 美奈子 自治医科大学, 医学部, 講師 (50316543)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | CD44 / CD133 / head and neck cancer |
Outline of Annual Research Achievements |
CD44+CD133+細胞は頭頸部癌幹細胞様の生物学的活性を示すものと考えている。今年度は手術切除標本より検体を採取し、 CD44+CD133+癌細胞を分離し、その細胞の生物学的活性を確認する予定であった。しかしながら、CD44及びCD133の表面マーカーにより細胞をフローサイトメトリーで分離した再現性が低い現実がある。理由はいずれも細胞数が少なく、再現性の担保がされにくいためである。そのため癌細胞株を用いてCD44+CD133+、CD44+CD133-、CD44-CD133+、CD44-CD133-の細胞分離条件を検討しフローサイトメトリーでの分離を行っている。癌細胞株での分離を継続して行っているが、再現性のある安定した分離の条件設定に予想以上に苦労している。invasion chamberを用いた浸潤能の検討及びマウス尾静脈より癌細胞を注入する転移能の検討の手技は過去の研究において確率はされているので、癌細胞の分離条件が確立されたならば、短期間で予定された研究を進めることができると考えている。手術切除標本検体は10検体を収集できている。フローサイトメトリーを用いての研究と並行し、CD44+CD133+癌細胞の局在を免疫組織化学染色で検討中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
現在頭頸部癌幹細胞の表面マーカーをCD44とCD133と想定しフローサイトメトリーでの分離を行っている。実際の手術切除標本を用いての CD44+CD133+癌細胞の分離作業前に、癌細胞株を用いて分離条件の設定を行っているが、いずれも細胞数が少なく、再現性にかける状況が続いている。再現性のある安定した分離の条件設定に予想以上に苦労している。
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Strategy for Future Research Activity |
invasion chamberを用いた浸潤能の検討及びマウス尾静脈より癌細胞を注入する転移能の検討の手技は過去の研究において確率はされているので、 CD44+CD133+癌細胞の分離条件が確立されたならば、短期間で予定された研究を進めることができると考えている。実際の手術切除標本検体は10検体を収集できている。細胞分離の研究を行いつつ、 CD44+CD133+癌細胞の局在を免疫組織化学染色で検討中である。
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[Journal Article] Mandibular reconstruction based on the concept of double arc reconstruction.2015
Author(s)
Sarukawa,S.,Noguchi,T.,Kamochi,H.,Sunaga,A.,Uda,H.,Nishino,H.,Sugawara,Y
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Journal Title
J Craniofac Surg
Volume: 26
Pages: 539-542
Peer Reviewed / Open Access