2015 Fiscal Year Research-status Report
非動脈炎性虚血性視神経症の治療とステロイドの毛様動脈への弛緩作用の検討
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26462642
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Research Institution | University of Miyazaki |
Principal Investigator |
中馬 秀樹 宮崎大学, 医学部, 准教授 (20244204)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
杉本 貴子 宮崎大学, 医学部, 助教 (40381074)
直井 信久 宮崎大学, 医学部, 教授 (50211412)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 短後毛様動脈 / L-アルギニン / 血管弛緩 |
Outline of Annual Research Achievements |
白色家兎の短後毛様動脈を単離採取し、ミオグラフシステムに二本のワイヤーを用いて固定した。高カリウム溶液を注入し、短後毛様動脈の収縮を確認後、カルバコールを注入し、濃度依存性の弛緩を確認した。血管内皮をそぎ落とした短後毛様動脈では弛緩が確認できなかった。カルバコールによる短後毛様動脈の弛緩は、carboxy-PTIO、L-NAMEで阻害された。このことから、カルバコールは短後毛様動脈の内皮に存在する内因性のNOを用いて弛緩させることが判明した。続いて、高カリウム溶液を注入し、短後毛様動脈の収縮を確認後、L-アルギニンを注入し、濃度依存性の弛緩を確認した。血管内皮をそぎ落とした短後毛様動脈では弛緩が確認できなかった。L-アルギニンによる短後毛様動脈の弛緩は、carboxy-PTIO、L-NAMEで阻害された。このことから、L-アルギニンも短後毛様動脈の内皮に存在する内因性のNOを用いて弛緩させることが判明した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
有意な研究成果が得られているため。
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Strategy for Future Research Activity |
白色家兎単離短後毛様動脈に対するステロイドの薬理学的作用を検討する。 非動脈炎性虚血性視神経症のラットモデルに対するL-アルギニンとステロイドの治療効果について無作為割り付けを行い、得られた結果を論文発表する。 白色家兎単離短後毛様動脈に対するL-アルギニンの薬理学的作用の結果を論文発表する。
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Causes of Carryover |
試薬を使用する際に購入したいたいため、次年度購入とする。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
次年度の試薬購入に充てる
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Research Products
(13 results)