• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2015 Fiscal Year Research-status Report

羊膜と間葉系幹細胞の関連性とそのその効果と保存

Research Project

Project/Area Number 26462669
Research InstitutionTokyo Dental College

Principal Investigator

島崎 潤  東京歯科大学, 歯学部, 教授 (40170930)

Project Period (FY) 2014-04-01 – 2017-03-31
Keywords羊膜 / 間葉系幹細胞 / 保存
Outline of Annual Research Achievements

羊膜は抗炎症作用や創傷治癒促進効果があるだけでなく血管のない免疫寛容組織として欠損組織の代替えに移植されるなど、数多く臨床の場で使用されてきた。しかし、その効果や作用のメカニズムについて不明であることが多い。最近になって様々な組織で間葉系幹細胞の存在が報告されおり、羊膜にもその存在が報告された。この間葉系幹細胞が羊膜の持つ効果にどのように関与しているか明らかにするため、羊膜由来間葉系幹細胞と羊膜とで眼表面上皮創傷治癒への効果を検討している。これまでに羊膜から間葉系幹細胞の分離を行って骨芽細胞、脂肪細胞ならびに神経細胞へ分化可能な細胞が存在している事が解ってきた。現在さらに、羊膜由来の間葉系幹細胞が角結膜上皮に対する影響を観察するため、共培養を行っているところである。来年度においてはさらに間葉系幹細胞の解析と、角結膜上皮への影響を観察するとともに、保存への影響に付いても検討する予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

羊膜の臨床への使用において保険収載された事により、より安全性を担保した形で採取、使用を行うため、羊膜バンクの設立を行った。現在研究用の羊膜の使用についても検討して使用可能になる予定である。このため、実験の進展に遅れが生じているのが現状である。現在、市販の羊膜由来間葉系幹細胞を使って検討中であり、その遅れを取り戻す予定である。

Strategy for Future Research Activity

我々がこれまでに培ってきた、間葉系幹細胞ならびに上皮の培養を駆使し、角結膜上皮への影響を検討するとともに、間葉系幹細胞の効果について調べて行く予定である。また、その効果をより効果的に保存出来る保存法についても検討する。

Causes of Carryover

購入した試薬がキャンペーン等で易く購入出来たため、その分、次年度使用額が生じた。

Expenditure Plan for Carryover Budget

次年度において計画している培養試薬において今回生じた次年度使用額を利用して培養用の物品費として使用する予定である。

URL: 

Published: 2017-01-06  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi