2015 Fiscal Year Research-status Report
バイオフィジカルテクノロジーを基盤としたハイブリッド創傷治療システムの構築
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26462734
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Research Institution | Saitama Medical University |
Principal Investigator |
市岡 滋 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (60306272)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 創傷 |
Outline of Annual Research Achievements |
再生医療の3大要素は細胞、シグナル分子、scaffold(足場)と言われている。バイオテクノロジーの進歩により様々な創傷・組織欠損に対して成長因子製剤(シグナル分子)やscaffoldなどは既に臨床で実用化されている。一方、創傷に物理的(physical)な作用を及ぼして治癒を促進する有効性が広く認識されている。局所陰圧閉鎖療法は世界的なgolden standardであり、高圧酸素療法・局所酸素療法の効用も多く報告されている。また感染制御は古くから創傷治療の最大関心事である。これら数多ある治療法はそれぞれのプロダクトを別々の手間をかけて適用せねばならず、systematicに実行できるものではない。本研究では再生医療や物理療法を統合してバイオフィジカルテクノロジーと称し、これらを簡便に系統的に施行できるハイブリッド創傷治療システムの構築を目指す。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
臨床業務とのエフォート配分に問題があり若干の遅れを生じている。
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Strategy for Future Research Activity |
当初計画していたバイオマテリアルのみでは想定した結果が得られない可能性が大きくなったため、新たなマテリアルを追加して実験していく。
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Causes of Carryover |
納品時期、事務手続きの遅れによる。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
速やかに執行する。
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