2016 Fiscal Year Annual Research Report
TEMPO-RNP is a new thrapeutic agent for acute septic models: the effect of anti-oxidants converted into the micelle
Project/Area Number |
26462744
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
下條 信威 筑波大学, 医学医療系, 講師 (20462210)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
丸島 愛樹 筑波大学, 医学医療系, 講師 (40722525)
Jesmin Subrina 筑波大学, 体育系, 研究員 (60374261)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 敗血症 / ラット / 酸化ストレス |
Outline of Annual Research Achievements |
我々は、これまで敗血症モデルラットを用いて、敗血症に対する塩酸ランジオロールの心保護効果および生存率の改善を報告してきた。その心肺腎肝についての効果についての論文報告を行うと共に、酸化ストレスに着目し、TEMPO-RNPと言う抗酸化ストレス剤をミセル化し病巣に運ぶドラッグ・デリバリー・システム(DDS)にも期待した。本研究において、その効果を検討する予定であったが、思うような効果は得られず、可能性を示すに留まった。 基礎となるデータとしては、敗血症モデルをリポポリサッカライド(LPS)投与モデルで作成、対照群249.4±12.6 U.CARR LPS投与群295.9±12.8 U.CARRでp=0.023で有意な差を示した。(U. CARR=0.08mg/100mlH2O2)TEMPOにおいては、同大学長崎研究室との協力により十分な成果を得られたものを使用することが可能な状態であったが、薬剤合成のタイミング、投与タイミングなど実際の実験では難しい条件があり、モデルの投与までは至らなかった。 TEMPO自体については、脳及び腎虚血再灌流障害において、TEMPO-RNPが両組織にニトロキシラジカルを運搬するDDSとしての機能を持ち、病巣で産生されるフリーラジカルを消去することにより組織保護効果を持つこと明らかにしている。また、TEMPO-RNPの血液中における生体適合性の検査では、異物であるナノ粒子により活性化された血球が互いに接着し、血液の凝固を起こしうる危険性を、TEMPO-RNPが活性酸素種を除去して炎症性サイトカインの産生を抑えることで抑え、高い血液適合性を持つことも明らかにされている。これらのことから、敗血症においては、酸化ストレスが病態悪化に関与していることが示され、TEMPO-RNPの合成タイミングの課題を克服することで十分な成果が期待できると考える。
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Research Products
(1 results)
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[Journal Article] Landiolol hydrochloride ameliorates acute lung injury in a rat model of early sepsis through the suppression of elevated levels of pulmonary endothelin-12016
Author(s)
Matsuishi Y, Jesmin S, Kawano S, Hideaki S, Shimojo N, Mowa CN, Akhtar S, Zaedi S, Khatun T, Tsunoda Y, Kiwamoto T, Hizawa N, Inoue Y, Mizutani T
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Journal Title
Life Science
Volume: 166
Pages: 27-33
DOI
Peer Reviewed / Open Access / Int'l Joint Research / Acknowledgement Compliant