2018 Fiscal Year Annual Research Report
Analysis of the space-time of the TPO/MPL signal control structure in the pulpal vascularization process
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26462800
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Research Institution | The Nippon Dental University |
Principal Investigator |
春原 正隆 日本歯科大学, 生命歯学部, 准教授 (70287770)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森川 茂 国立感染症研究所, 獣医科学部, 部長 (00167686)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 胎生期 / 歯胚 / 血管 |
Outline of Annual Research Achievements |
血管新生過程において内皮細胞および壁細胞の分化・成熟が時間的・空間的に制御されると考えられており、血小板造血機構が血管新生に関与しているとの報告もある。これまでc-Mpl受容体蛋白発現状況に関し、数種類の抗体を用いて解析したものの結果は得られなかった。そこで最終年度に際し、Abcam社製 Anti-TPOR antibodyを用いてE11.5~E18.5日齢におけるc-Mpl受容体蛋白の経時的発現状況の解析を行った結果、時期特異的、部位特異的に明瞭に発現していることが確認され、既に解析済みのE11.5~E18.5日齢におけるc-mpl遺伝子の発現状況に一致する結果が得られた。従ってE11.5~E18.5日齢の歯胚発生過程におけるTPO/MPLシグナルの関与が確認された。 一方。歯胚発生過程におけるangiopoietin1,angiopoietin2遺伝子の経時的発現状況を in situ hybridization法を用いて解析を行なったところ、angiopoietin1遺伝子が胎生11.5日から18.5日齢マウス胎児のエナメル器、歯乳頭、歯胚周辺部間葉細胞において時期特異的、部位特異的に明瞭に発現していたのに対し、angiopoietin2遺伝子の発現時期は極めて限定されていた。また、E15.5~E17.5日齢の歯乳頭においてangiopoietin1, Tie-2, Vegf-R2遺伝子の強い発現が認められ、E14.5~E16.5日齢の歯乳頭においてはc-mpl遺伝子の強い発現が認められ、angiopoietin1, Tie-2, Vegf-R2遺伝子およびTPO/MPLシグナルが歯胚領域血管新生過程における血管内皮細胞・壁細胞間相互作用に関与する可能性が示唆された。
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Research Products
(4 results)
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[Presentation] Vasculogenesis and Angiogenesis during tooth germ development.2018
Author(s)
M. Sunohara, S. Morikawa, I. Sato
Organizer
International Meeting of the German Society for Cell Biology, Leipzig, Germany, DGZ-2019-MEETING GUIDE, Cell News 02/2018, P08-11, DGZ, 91, 2018.
Int'l Joint Research
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