2016 Fiscal Year Annual Research Report
Reactivation of Epstein-Barr virus by periapical periodontitis-related bacteria
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26462897
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Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
武市 収 日本大学, 歯学部, 准教授 (10277460)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 根尖性歯周炎 / ウイルス / 難治性 / 細菌 / 歯根肉芽腫 / ZEBRA / Daudi細胞 |
Outline of Annual Research Achievements |
【 EBVの再活性化に関する検討 】 潜伏期のEBVが再活性化するとZEBRAが発現されるため、ZEBRAの発現を検索することが再活性化の有無を知る指標となる。そこで、Porpyromonas endodontalis がEBVを再活性化するかどうかを以下のように検索した。 ①P. endodontalis の培養上清中の短鎖脂肪酸量を高速液体クロマトグラフィーを用いて定量したところ、P. endodontalisの培養上清中では酪酸が最も高濃度に産生されており、その濃度は23.38±3.67mMであった。以下、酢酸(18.95mM)、プロピオン酸(9.40mM)、乳酸(0.94mM)、サクシニル酸(0.61mM)および葉酸(0.36mM)の順に検出された。 ②歯根肉芽種からDNAを抽出し、real-time PCR法を用いて歯根肉芽種中のP. endodontalisおよびEBV量を定量したところ、P. endodontalis は66.7%、EBVは全ての歯根肉芽腫で検出されたが、その発現頻度に相関性は認められなかった。なお、陰性コントロールとして用いた健常歯肉組織を同様に検索したところ、P. endodontalisおよびEBVは検出されなかった。 ③Daudi細胞(バーキットリンパ腫由来B細胞)にP. endodontalisの培養上清または市販の酪酸を添加して培養し、western blot法でZEBRAの発現を検索したところ、P. endodontalisの培養上清または市販の酪酸濃度依存的にZEBRAの発現が認められた。
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