2014 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
26462914
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
中村 輝保 東京医科歯科大学, 歯学部附属病院, 助教 (80396994)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
南 一郎 東京医科歯科大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (70396951)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 心理的ストレス / 定量化 |
Outline of Annual Research Achievements |
歯科診療時に術者が患者の心理的ストレスを客観的かつ連続的に把握することは、歯科医療の質の向上、安全性の確保のために欠かせないものである。これまで申請者は、心理的ストレスを連続的に測定する装置を開発してきたが、技術的な問題により、臨床現場での実用化の妨げとなっている。本研究では新たに開発された小型レーザー血流センサーに着目し、ウエアラブルな測定装置を開発し、患者の心理的ストレスを定量化することを目的とした。目的達成のために、①測定装置の製作とその信頼性と妥当性の検証②歯科治療時の患者の心理的ストレスの定量化をおこなう。本研究成果は将来的に高齢者・有病者へのストレスフリーかつ安全な歯科治療を行うことに貢献できる可能性が期待される。また本研究内容により構築されるシステムそのものが、他の医療分野にも応用でき、患者主体の医療への取り組みとして社会に発信できると考えている。研究仮説「歯科治療時の患者に心理的ストレスが負荷されると末梢皮膚血流量は減少する」を検証する。平成26年度は小型レーザー血流センサーを応用した無侵襲・非拘束計測が可能な心理的ストレス測定装置を製作した。その後、この測定装置の信頼性、妥当性を検証することを目的として、健常者を被験者として、連続暗算法を行い、その間血流量を経時的に測定するとともに、唾液中の免疫グロブリン測定とストレス主観評価法によるアンケート調査をおこなうとともにデータを検証している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
平成26年度は、心理的ストレスモニタリング装置を製作し、健常者にて装置の信頼性・妥当性の検証を行う計画でしたが、現時点でデータを収集している段階のため。
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Strategy for Future Research Activity |
装置の信頼性・妥当性の検証を行うための被験者集めを早急に行い、測定を終えデータ解析をすすめる。データ収集する上で、ストレスを与えても血流量の変化が少なかった場合は、A/Dコンバーターの仕様の変更やソフトウエアの改変などで対応する必要があると考えている。
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Causes of Carryover |
実験が進んでいないため、被験者への謝礼分を次年度使用額とした。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
被験者への謝礼として使用する。
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