2016 Fiscal Year Annual Research Report
Antitumor effect of anti-CCR4 antibody in head and neck cancer
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26463042
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
銅前 昇平 長崎大学, 病院(歯学系), 講師 (70397892)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小野 俊朗 岡山大学, 自然生命科学研究支援センター, 教授 (50185641)
花房 直志 岡山大学, 自然生命科学研究支援センター, 准教授 (00228511)
榮川 伸吾 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 助教 (40635265)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | CCR4 / PD-L1 |
Outline of Annual Research Achievements |
CCR4発現を再評価する目的にて、口腔扁平上皮癌手術検体(n=42、Cohort A)を用いて、CCR4およびCCR4リガンド(CCL17/TRAC、CCL22/MDC)発現を免疫組織化学染色で検討した。IntensityとDistributionによる免疫染色スコアリングによる詳細な解析をおこなったところ、口腔扁平上皮癌組織での発現は7/42例(16.7%)で、腫瘍細胞におけるCCR4の発現頻度は低かった。一方、口腔扁平上皮癌組織の腫瘍浸潤リンパ球(TIL)での発現はほぼ全例に認め、CCR4highに分類される割合は32/42(76.2%)であった。CCR4high群において間質細胞におけるCCL22と正の相関を認めた。次に口腔扁平上皮癌手術検体(n=38、Cohort B)を、非NAC群13例(外科療法単独群)とNAC群25例(CRT群、FP群、S-1群を含む)の2群に分類し、CCR4、免疫チェックポイント分子の発現、腫瘍局所へのリンパ球浸潤度(CD4、CD8、CD16、FOXP3陽性細胞数)などについて、免疫組織化学染色を行い比較検討した。TILにおけるCCR4発現は非NAC群およびNAC群において有意差を認めなかったが、PD-L1 低/高発現群におけるCCR4発現はPD-L1高発現群において有意に上昇していた(P=0.0399)。PD-L1 低/高発現群、CCR4 低/高発現群における5年無病生存率でいずれも有意な差は認めなかった(P=0.728、P=0.771)。
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Research Products
(4 results)