2016 Fiscal Year Annual Research Report
The effect of cell-derived microparticles on the homeostasis of periodontal tissue
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26463133
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
柳田 学 大阪大学, 歯学部附属病院, 講師 (80379081)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山下 元三 大阪大学, 歯学研究科, 助教 (90524984)
竹立 匡秀 大阪大学, 歯学研究科, 助教 (60452447)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 細胞由来マイクロパーティクル |
Outline of Annual Research Achievements |
ヒト臍帯静脈内皮細胞(Human Umbilical Vein Endothelial Cells: HUVEC)を歯周病原細菌であるPorphyromonas gingivalisのLPS(Pg-LPS)あるいは炎症性サイトカインTNF-alphaで刺激して24時間後の培養上清を回収した。回収した培養上清は20000g45分X2の遠心分離を行い、マイクロパーティクル分画を精製分離した。精製分離したマイクロパーティクルをリン酸緩衝生理食塩水(PBS)で懸濁し、各マイクロパーティクルに発現している表面抗原Annexin V、CD105、ICAM-1、HLA-DRの発現をフローサイトメーターにて検討し、無刺激HUVECから得られたマイクロパーティクルと比較して、Pg-LPSあるいはTNF-alphaで刺激したHUVECから得られたマイクロパーティクルでは、その発現が有意に高かった。各マイクロパーティクルの懸濁液をヒト歯肉線維芽細胞(Human Gingival Fibroblasts: HGF)に添加してHGFにおける炎症マーカーをmRNAレベルで検討したところ、無刺激HUVECから得られたマイクロパーティクルと比較して、Pg-LPSあるいはTNF-alphaで刺激したHUVECから得られたマイクロパーティクルでは、IL-6、IL-8、ICAM-1の発現が上昇した。ただし本研究において、マイクロパーティクルの刺激をうけたHGFとリンパ球との付着実験では無刺激HUVECから得られたマイクロパーティクルと比較して、Pg-LPSあるいはTNF-alphaで刺激したHUVECから得られたマイクロパーティクルでは、やや付着傾向をみとめたものの、有意な差は認められなかった。
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Research Products
(7 results)