2016 Fiscal Year Annual Research Report
Construction of standard environmental infection prevention system in Home Dental Care
Project/Area Number |
26463163
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
渡辺 朱理 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学系), 助教 (80585026)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
横田 憲治 岡山大学, 保健学研究科, 教授 (00243460)
苔口 進 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 准教授 (10144776)
松山 美和 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学系), 教授 (30253462)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 在宅歯科医療環境 / メチシリン耐性ブドウ球菌 / 分布調査 / タバコシバンムシ / 意識調査 / 生息状況 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、在宅歯科医療環境の感染予防対策の充実や整備に向けた適切な導入方法やその評価を検討するために、1)在宅歯科医療における環境細菌汚染調査、2)在宅歯科医療環境における感染予防対策指標や基準の策定と評価を目的に研究を行ってきた。平成26、27年の実績を基に28年も引き続き研究を行い、以下のような結果と課題を得た。なお、これまでの結果の一部は現在、英語論文として取りまとめている。
1.メチシリン耐性ブドウ球菌の病院内環境における分布調査を行った。病院内環境からは、Staphylococcus aureusが13.8%、表皮ブドウ球菌に代表されるコアグラーゼ陰性ブドウ球菌(CNS)が77.8%の割合で検出された。薬剤耐性菌率の割合は、一般病室ではS. aureusは16.7%、CNSで22.9%であったが、MRSA保菌患者の病室では、S. aureus、CNS共に100%であった。特に患者が触れるナースコールやサイドレールやベッドサイドの床からMRSAが多く検出された。 2.タバコシバンムシの生息状況調査を行った歯科医院を対象に、タバコシバンムシに関する意識調査を行った。ほとんどの歯科医院が、病原昆虫であるタバコシバンムシを知らないとの回答であり、特に何も対策を行っていないという歯科医院が多くみられた。 すべての歯科医院から生息調査で興味を持ったとの回答があり、感染予防対策充実に繋がる可能性が示唆された。 3.在宅歯科医療を行う一般居住環境中におけるタバコシバンムシの生息状況調査を行った。居住環境中でのタバコシバンムシの捕集数は2カ月間で約1800匹であり、今回捕集したタバコシバンムシからはBacillus cereus、Bacillus siamensisなどの細菌が検出された。タバコシバンムシが病原細菌を媒介する可能性も示唆された。
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Research Products
(10 results)
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[Presentation] 健口体操ポスターを活用した口腔機能向上の取り組み2016
Author(s)
中江 弘美, 薮内 さつき, 藤原 奈津美, 柳沢 志津子, 吉岡 昌美, 吉田 賀弥, 竹内 祐子, 渡辺 朱理, 土井 登紀子, 松山 美和, 伊賀 弘起, 尾崎 和美, 日野出 大輔, 中野 雅德, 白山 靖彦
Organizer
第13回日本口腔ケア学会総会・学術大会
Place of Presentation
京葉銀行文化プラザ(千葉県千葉市)
Year and Date
2016-04-23 – 2016-04-24
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