2014 Fiscal Year Research-status Report
清拭・罨法に適用する乾性蒸気布の臨床的妥当性に関する検討
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26463211
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Research Institution | Kagawa University |
Principal Investigator |
清水 裕子 香川大学, 医学部, 教授 (10360314)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 蒸気布 / 清拭 / 罨法 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、先行して実施した挑戦的萌芽研究「清拭・罨法に適用する乾性蒸気布効果の体性感覚評価」の臨床適用研究である。 挑戦的萌芽研究は平成26年度に終了したが、この成果が地元企業による製品化を検討するため、研究において発案した内容を特許として出願した。特願2014-164220、名称: 蒸気布、その製法、その使用法および蒸気布セットである。権利の100%を香川大学に帰属させ、2014年8月12日に出願した。 また、乾性蒸気布を地元企業カナエテクノスにて製品化を検討している。本研究における臨床研究をこの製品化試作品を適用する可能性があるため、試作の推移を観察中である。 これらに時間を要したため、次のステップとなる本研究の進捗が遅れている。現在、計画書を倫理委員会に提出するべく、準備している段階である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
先行研究の成果確定と発展をうけて、本研究の成果を一層高める可能性がでてきたため、この準備に時間を要している。
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Strategy for Future Research Activity |
開発した製品の試作品を本調査に取り込んで調査を実施する期間を探索する。既に1箇所は現場責任者の了承を得ている。
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Causes of Carryover |
本研究は、先行した挑戦的萌芽で開発した蒸気布の臨床適用調査であるため、調査適用資材の確定に時間を要している。その理由は、開発した蒸気布原理を製品化する検討を開始したためであり、先だって特許出願の手続きに時間を要した。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
製品化は、平成26年度から27年度までの「かがわ中小企業振興財団」の助成金をえて、基礎実験を開始した。平成27年前期には、試料が受理できる予定である。製品化試料を含めて、蒸気布の原案(タオル使用)などの患者適用を予定している。 既に、医学部附属病院内科病棟師長に協力を依頼している。平成27年度は、調査のトライアルと本調査を実施する。5月を目処に倫理委員会を受審予定である。
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Research Products
(3 results)