2016 Fiscal Year Research-status Report
臨床倫理コンサルタントのコンピテンシーモデルの開発と評価に関する研究
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26463217
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Research Institution | Okayama Prefectural University |
Principal Investigator |
山口 三重子 岡山県立大学, 保健福祉学部, 教授 (90279018)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
下妻 晃二郎 立命館大学, 生命科学部, 教授 (00248254)
齋藤 信也 岡山大学, 保健学研究科, 教授 (10335599)
川村 友紀 岡山県立大学, 保健福祉学部, 助教 (20615926)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 看護倫理学 / 臨床倫理 / コンサルタント / 評価尺度 |
Outline of Annual Research Achievements |
臨床倫理コンサルタントのコンピテンシーを測定するための尺度開発を試み、欠損値を除いたデータで構造方程式モデリングにより分析した結果、32項目ある「対人技能」「プロセス技能:会議進行能力技能」「当事者間のコンセンサス育成技能」「情報収集技能」「葛藤性質特性技能」「分析技能」の質問項目間に冗長性の高い項目が数多く存在した。このことは、測定したいコンピテンシーがそれぞれの技能に混在しているか、本来測定すべき技能となっているのか、などが明確でないと思われたので、本尺度の開発の基となった米国の医療倫理ナショナルセンター退役軍人健康庁(VHA)による「倫理コンサルタント技能評価ツール」の倫理コンサルタントの各技能や倫理原則等の再分析を行い、本研究の達成に向けて、課題を検討した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本研究目的として予定していた臨床倫理コンサルタントの技能測定尺度の開発が遅れている。その理由は32項目ある技能評価項目間に冗長性が高い項目が多く、因果関係モデルの検証のための分析に時間がかかっているためである。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究が目的とした倫理コンサルタントのコンピテンシー測定のための項目を選出し、構造方程式モデリングにより尺度を開発する。
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Causes of Carryover |
臨床倫理コンサルタントのコンピテンシー評価尺度の開発に当たり、回答が得られたデータを構造方程式モデリングにより分析した結果、項目間において冗長性の高い項目が多くあり、尺度開発に利用した翻訳のツールの再度の分析が求められたため時間を要したことによる。また、上記の問題が解決しないと論文化に際し、支障が出たため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
上記の問題に関する検討ができたのち、学会発表及び論文化に向けての英訳等に使用する。
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