2017 Fiscal Year Annual Research Report
The role of nurses and needs for clinical ethics support in healthcare setting
Project/Area Number |
26463222
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
宮脇 美保子 慶應義塾大学, 看護医療学部(藤沢), 教授 (10263493)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮林 郁子 福岡大学, 医学部, 教授 (40294334)
酒見 隆信 国際医療福祉大学, 福岡保健医療学部, 教授 (30150410)
平野 蘭子 慶應義塾大学, 看護医療学部(藤沢), 助教 (40513271) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 臨床倫理 / 看護師の役割 / 支援システム |
Outline of Annual Research Achievements |
1) 国際学会発表:本研究課題に関する研究成果を2017年10月20-23日にタイ、バンコクで開催された「TNMC & WANS International Nursing Research Conference 2017」において「The role of nurses and needs for clinical ethics support in healthcare setting 」をテーマに発表し、参加者と意見交換した。臨床倫理における看護師の役割として、〈患者の意向を尊重する〉〈患者が自分の考え、価値観、感情を表現することを支援する〉〈情報を共有し、医療チームにおける自分の倫理的価値を調整する〉という3つのテーマがあり、その役割を遂行するためには専門的な支援を必要としていた。 2) 海外視察と意見交換:本研究課題の成果を踏まえ、海外の先行施設でインタビューを行い、看護師が抱える倫理的問題の解決に向けた支援について検討した。視察先は、カルフォルニア大学サンデエゴ校メディカル・センター(UC San Diego Medical Center) 、期間は、2018年3月19日~23日であった。我が国では、未だ倫理的問題に関して、多職種間で積極的に話し合いができているとは言えないが、UC San Diego Medical Centerでは、患者にとって何が最善なのかを考えることで大きな価値の対立はないということであった。また、我が国では、倫理コンサルテーションシステムの構築が遅れており、専門的な支援を得にくい状況であるが、倫理コンサルタントに看護師がいることで、より効果的かつ具体的な支援が受けられる可能性が高くなるであろうということが議論の過程で示唆された。
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Research Products
(2 results)