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2014 Fiscal Year Research-status Report

新卒看護師の自己主導型学習を促進するプログラムの開発

Research Project

Project/Area Number 26463246
Research InstitutionKobe City College of Nursing

Principal Investigator

グレッグ 美鈴  神戸市看護大学, 看護学部, 教授 (60326105)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 脇坂 豊美  甲南女子大学, 公私立大学の部局等, 講師 (50315321)
林 千冬  神戸市看護大学, 看護学部, 教授 (60272267)
Project Period (FY) 2014-04-01 – 2018-03-31
Keywords新卒看護師 / 自己主導型学習 / プログラム開発
Outline of Annual Research Achievements

1.臨床経験2年目の看護師のインタビュー調査:研究目的は、病院に勤務して1年目の新卒看護師が臨床でどのように学んでいるのかを明らかにすることである。66名の臨床経験2年目の看護師に研究参加を依頼し、11名の看護師が参加に同意した。データは、半構造化インタビューにより、1年目の学びについて語ってもらった。データ分析は、質的記述的方法を用いた。分析の結果、8カテゴリーが抽出された。それらは、「何をどう学んで良いのかわからない」、「慣れない仕事の中で思うように勉強できない」、「実践での支援を通して学ぶ」、「先輩からの刺激が学びを促す」、「患者への責任感が学びを促す」、「さまざまな資源を活用して学ぶ」、「学びが看護に活かせている実感を持つ」、「自分なりの学び方がわかる」であった。困難な状況の中でも、自己主導的に学んでいる新卒看護師の状況が明らかになった。
2.臨床での学びに関する質問紙調査:5病院に勤務する看護師を対象に、質問紙調査を実施した。910部の質問紙を配布し、回収数320、回収率35.2%であった。自己主導型学習レディネス尺度の合計の平均値は、131.51(最大得点200点)で、標準偏差が13.94であった。新人看護師(n=22)は、平均値124.00±10.10で、その他の看護師より有意に得点が低かった(Mann-WhitneyのU検定P=0.004)。また新人看護師が仕事上、新しいスキルや知識、能力を身に着けることが上手く行った理由で、それ以外の看護師との間に有意差(χ2検定)があったものは、「具体的な学習内容がわかりやすかった」「集中して取り組める環境だった」「気軽に聞いたり、相談できる人がいた」の3項目であった。
これらの調査結果は、新卒看護師の自己主導型学習を促進するプログラムの開発に有益な資料となった。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

予定していた2つの調査は終了し、分析もほぼ完成し、学会発表の準備中であるため。

Strategy for Future Research Activity

平成27年度は、自己主導型学習に関する情報収集、国内で実施されている自己主導型学習のプログラムについての聞き取り調査、海外での臨床看護師を対象としたプログラムの調査、新卒看護師の学びの状況を理解している看護師(実地指導者あるいは教育担当者)へのインタビュー調査を予定している。現時点で計画の変更は必要ないと考えている。

Causes of Carryover

平成26年度の成果を国際学会で発表する予定であり、備品の購入を最低限に抑え、旅費の捻出を行った。また今年度の海外調査を研究グループで実施する場合に、費用の不足が予想されたため、支出を抑えた。

Expenditure Plan for Carryover Budget

10月の国際学会にエントリーしており、発表可能となった場合は参加するためにの旅費、参加費として使用する。また海外調査の3名分の費用の一部として使用する。

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Published: 2016-05-27  

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