2017 Fiscal Year Annual Research Report
Development of nursing education program using role model by metacognitive approach
| Project/Area Number |
26463247
|
|---|
| Research Institution | Wakayama Medical University |
|---|
Principal Investigator |
水田 真由美 和歌山県立医科大学, 保健看護学部, 教授 (00300377)
|
|---|
| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山田 和子 和歌山県立医科大学, 保健看護学研究科, 特任教授 (10300922)
松田 憲幸 和歌山大学, システム工学部, 准教授 (40294128)
鍋田 智広 東亜大学, 人間科学部, 准教授 (70582948)
|
|---|
| Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
|
| Keywords | ロールモデル / 看護教育 / メタ認知 |
|---|
| Outline of Annual Research Achievements |
初年度に看護学生４年生を対象に、グループインタビューを実施し、ロールモデル形成におけるメタ認知を検討した結果、看護学生は身近な存在からロールモデルを見出し、模倣し、振り返り試行錯誤しながら、目標へと近づく努力をしていた。今年度はさらに、卒後2年目の看護師を対象に入職1年目および学生時代を振り返ってもらい、「ロールモデルとして認識する看護師あるいは看護師の行動はどのようなものか」「どのようにロールモデルを活用するのか」「どのように目標を作り出すのか」などをインタビューした。その結果、新人看護師は、【学生時代のモデル】はあるものの【1年目は仕事に必死】で【現実を知る】。そこから、【先輩に目を向ける】ことで【それぞれの良いところを発見しモデルとする】。また、【特定のモデルはいない】がそれぞれの【良い行動を取り入れモデルに近づく努力をする】。【変化する目標】に対応しながら1年を経過し、【モデルに少し近づく】ことができたと感じていた。
そこで、まだ身近なモデルをあまり持ってない2年生後期の学生を対象に看護師および助産師に大学卒業後から現在の実践を看護学生に語ってもらい、学生にどのような影響を与えたかを質的に検討した。結果、学生は先輩看護師から【経験談を聴く】ことで【卒業後のプロセスを知る】。その結果、【自分と向き合う】ことや【将来を考える材料となる】ことで、【今の自分の課題を持つ】【看護師としての目標を持つ必要性を知る】ことができている。今回の支援により、看護モデルを見出す支援ができ、キャリア形成の一助となったと考える。
|
Research Products
(3 results)
