2015 Fiscal Year Research-status Report
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26463251
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Research Institution | Hirosaki Gakuin University |
Principal Investigator |
工藤 千賀子 弘前学院大学, 看護学部, 准教授 (70405728)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡部 菜穂子 弘前学院大学, 看護学部, 助教 (30550842)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 看護場面の方言理解 / 言語獲得過程 |
Outline of Annual Research Achievements |
看護場面で、知っておいたほうがいいと思う方言を、学生・教員別に集計した。 学生が思う方言は「症状・病名語彙」において地域差がみられず、知っておいたほうがいいと回答していた。「身体語彙」において、他の地域に比し、東北地域に回答が多くみられた。また、苦痛を表現する語について、東北・北陸地域で多岐にわたり回答がみられた。 教員が知っておいたほうがいいと思う方言は、すべての地域で「症状・病名語彙」に回答が多くみられた。その他の語彙において、地域差はみられなかった。対象者の訴えを事実として捉え、意味を分析し、援助を導き出すプロセスにおいて、重要な語であると考えていることが示唆された。 さらに、直接面談に協力が得られた看護教員12名、電話による聞き取り調査に協力が得られた看護教員12名を対象に、インタビューを実施した。半構成的面接法により、現在看護教育場面で、方言を使用することがあるか否か、使用する際の思い、特に地域の生活者を対象に行われる、臨地実習場面で聞き取れなかった経験や、学生が聞き取れなかった場合の対処やその時の思い等、話を伺うことができた。インタビューによる言語に添えられた非言語的なデータを含め、現在、データを書き起こし、結果を集計中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
インタビュー調査が終了した点において、概ね計画通りに進展している。インタビューの際、同意を得て音声録音装置に保存したデータを書き起こす作業を進めながら、看護場面で理解することが必要な語彙を明らかにし、教育教材用のシナリオを作成中である。
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Strategy for Future Research Activity |
録音されたデータの書き起こしとシナリオを完成させ、模擬患者による方言の発音データを録音したり、コミュニケーション場面の撮影を行う。その結果を公開、報告する。
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Causes of Carryover |
教員対象のインタビュー調査の予定者の急なキャンセルにより、残金が生じた。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
インタビュー調査データの集計のための人件費や報告書の配布の郵送費等に使用する予定である。
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Research Products
(2 results)