2016 Fiscal Year Annual Research Report
Effect verification of off-campus seminar-based intervention program on promoting home medical care
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26463253
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Research Institution | Daito Bunka University |
Principal Investigator |
村松 由紀 大東文化大学, スポーツ健康科学部, 特任教授 (10348097)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
林 真紀 国際医療福祉大学, 保健医療学部, 助教 (40634613) [Withdrawn]
金子 純一朗 国際医療福祉大学, 保健医療学部, 准教授 (20306236)
阿久津 滝子 国際医療福祉大学, 保健医療学部, 講師 (40634605) [Withdrawn]
佐藤 信子 国際医療福祉大学, 保健医療学部, 助手 (70632751) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 在宅医療 / 地域包括ケア / 看護教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
「2025年問題」の当事者同士による『その人らしい終末期療養の場』をテーマに,「世代間交流」「テーマ別交流」「実地交流」の構成で,在宅医療や地域活動等実践から学びを発展させた。同意の得られた看護学生(18~26歳,女性10名)及びシニア(61~83歳,男性5名,女性5名)を対象に6~7名3グループ編成とし,PBLチュートリアル学習法による課題学習を毎週1回,2コマ(180分)を合計8回実施し,自記式質問紙の自由記述内容を質的に分析した。 「テーマ別交流」は,42コード,11サブカテゴリ―,7カテゴリーを抽出し,双方とも『改めて「2025年問題」の渦中にいることを実感』,互いを【当事者・支援者としての問題意識】を高めていた。学生は,『在宅医療や看取りを考えるきっかけ』となり, シニアは『今までの生活を振り返り地域の良さを再確認』する【人生の振り返りと死生観の確認】の好機となった。 課題解決に向け現場から学んだ「実地交流」は,80コード,24サブカテゴリ―,16カテゴリーを抽出した。学生は,ボランティア等から「地域へ関心を寄せ」【地域活動への参加】を望むように変化,同時にシニアも自治会の行事や『地域活動に積極的に参加』し【地域との絆を深める】事の重要性を実感した。学生は,一人では何もできないが『何かしなければ』と感じ【できることから始める】と模索し,シニアは認知症になっても生活できる【希望と安心できる地域づくりへの貢献】のために『自分にできる事から始めよう』と実感していた。在宅医療については,『自宅で今まで通りの生活を送りたい』(学生),『最後は自宅で迎えたい』(シニア)と双方とも在宅看取りを望む一方で,在宅医療が整っていない地域では,『家族の負担軽減』に向けた支援システム構築を望み,特にシニアは『延命治療は望まない』『リビングウィルの必要性』を自己の人生終焉に照らし合わせていた。
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Research Products
(1 results)