2014 Fiscal Year Research-status Report
臨地実習で活用できる学生間ケアリングの技術習得プログラムの開発
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26463269
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Research Institution | Tokushima Bunri University |
Principal Investigator |
佐原 玉恵 徳島文理大学, 保健福祉学部, 准教授 (50335824)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
細川 つや子 徳島文理大学, 保健福祉学部, 教授 (00278996)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 看護学生 / 臨地実習 / 実習グループ / ケアリング |
Outline of Annual Research Achievements |
研究計画:臨地実習は看護学生にとって非常にストレスの多い学習の場である。今年度の研究の目的は臨地実習中の実習グループの学生間でどのような関わりがあったのか明らかにすることであり、ケアリングプログラム作成のための基礎的調査となる「臨地実習中ケアを必要と感じた場面、自分と他の学生間でどのようなケア行為があったか、または必要と感じたか」の実態調査であった。 計画の実施:臨地実習を終了した看護学生(4年生)の半構成的面接を実施することができた。データ収集期間は平成26年6月~11月、研究参加者は7名(女子6名、男子1名)であった。 結果:面接に要した時間は1名平均40~50分であった。7名の学生から7つのストーリーラインが読み取れた。7名のインタビューから抽出された、カテゴリーのコアになるものを抽出することができた。事例ごとに切片化されたデータのラベル数は11~27、全ラベル数は110であった。これを基に事例ごとにカテゴリー化した。事例ごとのカテゴリー数は3~5であった。最終的に各事例の共通のカテゴリー数は3となった。 結果の公表:平成27年度の日本看護研究学会学術集会(広島8月)にてポスター発表、平成27年度世界看護科学学会(ドイツ10月)にてポスター発表の予定である。 今後の計画:コアカテゴリーから下位概念を抽出し、質問紙作成、質問紙調査を実施予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
今年度の目標であったインタビュー調査が実施でき、おおよそのカテゴリーの抽出ができたことから、次年度に向けての基礎資料が得られたことで順調な進度であると評価した。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度に向けて、インタビューから抽出された概念を基に下位概念を抽出し、その内容を基に質問紙を作成する。質問紙調査を実施し、ケアリングプログラムの骨子を作成する予定である。 調査対象者は臨地実習の終了している3年生、4年生およそ200名を予定している。
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Research Products
(1 results)