2017 Fiscal Year Research-status Report
ルーブリック評価を取り入れたカリキュラムとその効果に関する研究
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26463270
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Research Institution | National Defense Medical College |
Principal Investigator |
北川 明 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 精神科学, 准教授 (20382377)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安酸 史子 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 内科学, 教授 (10254559)
中富 利香 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, その他, 助教 (20347066)
山崎 久美子 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, その他, 准教授 (30200653)
山住 康恵 共立女子大学, 看護学部, 専任講師 (30553052)
横山 悦子 順天堂大学, 保健看護学部, 先任准教授 (40329181)
竹下 誠一郎 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, その他, 教授 (50369542)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | ディプロマ・ポリシー / 自己学習 |
Outline of Annual Research Achievements |
A大学看護学科4年次生109名に対し、4月時点と卒業直前2月の2時点でディプロマ・ポリシーに基づく26のコンピテンシー自己評価アンケートを行った。また、ディプロマ・ポリシーと自己学習に関するアンケートを実施した。2時点におけるコンピテンシー自己評価点を比較したところ、26項目中6項目で有意差が見られた(有効回答率60.5%)。6項目のうち【リフレクション力】【看護実践に必要な知識】【協働する力】【主体性】【多様な価値を尊重する力】の5項目は点数が増加していたが、【外国語を理解し使う力】は点数が減少していた。また、ディプロマ・ポリシーの到達度についての自己評価を確認したところ、最頻値が目標達成の4となっている項目は26項目中7項目で、18項目は目標の1段下の3、【外国語を理解し使う力】については2であった。ディプロマ・ポリシーをこのような形でコンピテンシーに分解することにより、どのような能力の育成に課題があるかが見えやすくなった。 次に、ディプロマ・ポリシーと自己学習に関するアンケートの結果、学科の教育目標については「概ね知っている」と「知っている」が15名(41.7%)と4名(11.1%)で、「あまり知らない」と「知らない」の合計を上回った。しかしながら、ディプロマ・ポリシーについては、「概ね知っている」と「知っている」は11名(30.6%)と2名(5.6%)で、「あまり知らない」と「知らない」を下回った。4年間の事前と事後学習量については、平均事前学習時間は1~2時間未満が30名(83.3%)と最も多く、平均事後学習についても1~2時間未満22名(61.1%)と1時間未満9名(25%)で2時間未満の学生が8割を超えていた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本研究は、ディプロマ・ポリシーを提示されることによって教育内容が変化するか、アクティブラーニングが増えるかを調査することにあるが、すぐに教育内容を変化させることは容易ではないと考えた。そのため、教員および学生に対するインタビューは、最終年度へずらすこととしたため。
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Strategy for Future Research Activity |
教員に対して教育方法の変化があったかのインタビュー調査を実施する。
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Causes of Carryover |
(理由)インタビュー調査を最終年度へずらすことによって、学会発表等の予定が変更されたため、旅費が減少したことによる。 (使用計画)教員および学生に対するインタビュー調査に必要な機材および分析にソフトを購入し、学会発表を行っていく。
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