2014 Fiscal Year Research-status Report
看護研究に必要な統計解析の学習効果を向上させる統計解析ツールの開発と検証
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26463271
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Research Institution | Institute for Health Outcomes & Process Evaluation Research |
Principal Investigator |
大西 良浩 特定非営利活動法人健康医療評価研究機構, その他部局等, 研究部長 (00566581)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
福原 俊一 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (30238505) [Withdrawn]
秋山 智弥 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), その他 (40310487)
竹上 未紗 独立行政法人国立循環器病研究センター, その他部局等, 研究員 (50456860)
栗田 宜明 福島県立医科大学, 公私立大学の部局等, 講師 (80736976)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 看護教育学 / 看護研究 / 統計解析 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は次の4つのステップを踏んで行われる計画である。 : A. 臨床研究7つのステップに沿った解析ツールの機能デザイン B. プロトタイプの設計・作成とツールとしての使いやすさの評価 C. 解析ツールの開発 D. 開発された解析ツールを用いた教育プログラムの実施とその評価 平成26年度には、上記A、Bについて、以下の進捗を得た。 1)現場看護師を対象とした調査 【方法】分担研究者施設の看護スタッフ数名にインタビュー調査 【結果】統計解析をする上での問題点を抽出した: 用語の意味が正確に分からない / 自分のやりたい解析が明瞭に思い描けない / 大学院の授業内容でも実際にデータ解析できるだけの知識が得られない / 親切に教えてくれる「先生」が身近にいない 2)解析ツールの機能デザイン【方法】研究者チームでのディスカッション 【結果】ツールによって支援すべき解析の要素を定義した:やりたい解析を明確化(アウトカムと要因の固定)/ 回帰分析のハードルを下げる(解析の調整因子を選ぶ)/ 解析対象者の決定、その特徴の記述 / 解析の実行(統計ソフトの操作)と結果の解釈 3)プロトタイプの設計 【方法】研究者チームでの作業とディスカッション 【結果】ツールに搭載すべき画面イメージを構成した
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
現場看護師の感じる問題点が多様であり、解析ツールの機能デザインを慎重に行う必要があった。このために、プロトタイプの作成と評価の作業を完了させることができなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
解析ツールの機能デザインを十分に練り込んだことによって、プロトタイプ作成が手戻りなく、効率的に進捗すると見込んでいる。平成27年度に解析ツールの開発をほぼ完了できるものと想定する。
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Causes of Carryover |
進捗の遅れにより、以下の業務に対応する支出が年度内に行われなかった ソフトウェア開発業務 / 検証用統計ソフトならびにハードウェアの購入
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
平成26年度の残額は、平成27年度の請求分と合わせて、平成27年度に使用する見込である。 ソフトウェア開発業務 / 検証用統計ソフトならびにハードウェアの購入 / 開発したツールの使用説明書の製作
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