2014 Fiscal Year Research-status Report
確実な周産期救急医療環境確保のための総合周産期母子医療センター施設計画指針の構築
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26463272
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| Research Institution | Hokkaido University |
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Principal Investigator |
渡辺 玲奈 北海道大学, 保健科学研究院, 客員研究員 (10431313)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
良村 貞子 北海道大学, 保健科学研究院, 教授 (10182817)
中山 茂樹 千葉大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (80134352)
竹宮 健司 首都大学東京, 都市環境科学研究科, 教授 (70295476)
林 佳子 札幌医科大学, 保健医療学部, 講師 (50455630)
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| Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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| Keywords | 総合周産期母子医療センター / 周産期救急医療 / 施設計画指針 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、総合周産期母子医療センター(以下、周産期センター)を対象として、周産期救急医療環境の施設計画指針を得ることを目的としている。本年度は、周産期センターの施設の現況や課題を把握することを目的として実施する質問紙調査用紙の作成を中心に、下記の通り研究を遂行した。
１）研究代表者および分担者間で、これまでの周産期センターに関する研究実績および既往研究の内容を共有した。これをもとに、質問紙調査の項目として必要な要素を抽出した。また、すでに入手できている周産期センターの図面の特徴や疑問点から質問紙調査の項目を抽出し、質問紙の基盤を作成した。
２）作成した質問紙調査の妥当性等を検討するために、周産期センターの医師もしくは看護管理者等にヒアリング調査および現地調査を実施した。
上記の調査結果から、各施設の特性により周産期センターの施設基準として定められているものが必要でない場合や、基準にないものでも指針として示すべき項目がある可能性が示唆された。さらに、周産期センター内にある産科および新生児科の各諸室の配置には指針等がなく、各センターの独自の考え方で配置を検討していることが明らかになった。
来年度以降は、質問紙調査から施設計画の現況を明らかにしていく。さらに、質問紙調査の結果をもとに先進的な取り組みをしていると考えられる周産期センターを対象とし、周産期センター内の医療者の業務内容調査等の現地調査を実施し、周産期センターに必要な施設計画指針を考察していく。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
質問紙調査の実施に向けて分担研究者とともに研究は遂行している。また、同様に周産期センターの管理者にもヒアリングを重ねている。しかしながら周産期センターは数が少なく、ヒアリング調査のために日程調整が困難な場合も多かった。そのため、質問紙作成の妥当性の検討に時間を要した。
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| Strategy for Future Research Activity |
平成27年度は、作成した質問紙調査に関してパイロットスタディをした後、全国の周産期センターを対象に質問紙調査を実施し、分析する。その分析結果により、周産期センターの施設計画に関して指針作成につなげていく。
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| Causes of Carryover |
本年度は質問紙の作成に時間を要し、質問紙調査を実施するに至らなかった。よって、質問紙調査に必要な費用は次年度に繰り越した。
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| Expenditure Plan for Carryover Budget |
質問紙調査に必要な印刷費、郵送費等として使用する。さらにそのデータ分析に必要となる人件費、謝金等としても使用する予定である。
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