2014 Fiscal Year Research-status Report
介護老人保健施設の利用者の急変に対応する看護職者を対象とした教育プログラムの開発
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26463308
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Research Institution | Aomori University of Health and Welfare |
Principal Investigator |
佐々木 雅史 青森県立保健大学, 健康科学部, 助教 (60531093)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
織井 優貴子 青森県立保健大学, 健康科学部, 教授 (50285681)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 介護老人保健施設 / 急変 |
Outline of Annual Research Achievements |
介護老人保健施設の利用者に生じやすい急変について,これまでに実施した調査の結果を分析し,さらに文献検討を実施した。 介護老人保健施設に勤務する看護職への面接調査の結果,介護老人保健施設で生じやすい「急変」には,心肺停止のほか,胸痛発作,呼吸困難,麻痺,発熱などがあることが明らかになった。 介護老人保健施設に勤務する看護職は,急変した利用者の普段の身体の状態を把握するとともに,急変した利用者への対応,医師への連絡,救急車の手配などの急変対応,それ以外の利用者への対応にあたっていることが明らかになった。急変対応は,介護職とも連携をとりながらすすめていた。 看護職は,特に普段から訴えが少ない利用者や認知症がある利用者の急変対応に困難を感じていた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
平成26年度の予定として,介護老人保健施設に勤務する看護職10名程度への面接調査,その結果をふまえ,介護老人保健施設に利用者に生じやすい急変事例を高性能シミュレータで再現するためのシナリオを作成する予定であった。 しかし,当初予定していた人数への面接調査はできなかった。また,シナリオ作成にも至っていない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成27年度は,調査範囲を広げ,南東北,北関東地区の介護老人保健施設にも調査の依頼をする。面接調査は平成27年9月から11月程度を予定している。また,これまでの調査,および文献検討の結果から,心肺停止,胸痛発作などについては,高性能シミュレータで再現するためのシナリオも並行して作成する。
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Causes of Carryover |
当初予定していた数の面接調査ができなかったため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
平成27年度に,平成26年度に実施できなかった面接調査を実施する。面接調査のための旅費等に充当する。
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