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2014 Fiscal Year Research-status Report

化学療法に伴う吃逆の統合支援マネジメントモデルの開発と有用性の検討

Research Project

Project/Area Number 26463348
Research InstitutionNiigata College of Nursing

Principal Investigator

石田 和子  新潟県立看護大学, 看護学部, 教授 (30586079)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 石田 順子  高崎健康福祉大学, 保健医療学部, 教授 (10455008)
内藤 みほ  新潟県立看護大学, 看護学部, 助手 (20597067)
石岡 幸恵  新潟県立看護大学, 看護学部, 助教 (30405055)
神田 清子  群馬大学, 保健学研究科, 教授 (40134291)
Project Period (FY) 2014-04-01 – 2017-03-31
Keywords肺がん / 化学療法 / 吃逆 / 体験 / 対処行動
Outline of Annual Research Achievements

がん化学療法に伴う吃逆の身体・心理・社会的影響における実態調査について質問紙を作成する目的で、がん化学療法を受けて吃逆を体験している肺がん患者に面接調査を行い内容分析を行った。内容分析の結果、吃逆による患者の体験は69のコードに分析され7カテゴリー、34のサブカテゴリーが抽出された。《吃逆は突然出現する》,《長時間持続する》,《吃逆による困難な体験》,《周囲への気がかり》,《吃逆に対する不安》の5つのカテゴリが抽出された。〈吃逆がいきなり出現する〉〈夜間に吃逆が出現する〉〈深い息を吸うと吃逆が出現する〉の3サブカテゴリからなる《吃逆は突然出現する》が形成された。<繰り返し吃逆が出現する〉〈止まってもすぐに出現する〉<吃逆が持続する〉〈夜間の吃逆は長く持続する〉〈長く続くと辛い〉の5サブカテゴリからなる《長時間持続する》が形成された。〈他者とコミュニケーションが図れないことが辛い〉吃逆が出現しているときは食事すらできないことが辛い〉〈深呼吸ができないほどの吃逆があり辛い〉〈夜に出現する吃逆は眠れずに辛い〉〈手が震えて辛い〉の5サブカテゴリからなる《周囲への気がかり》が形成された。〈吃逆の対処法がないことが不安〉〈吃逆が患者の体験は,普段体験する吃逆とは違い,長時間持続すること.身体的・精神的・社会的側面に苦痛を伴うことやQOLの低下につがなることが明らかになった.肺がん化学療法を受けるがん患者の吃逆に関する対処行動は,患者自ら吃逆の症状による苦痛を緩和し,試行錯誤しながら化学療法後の副作用を最小限にする対処行動へつなげていることが明らかになった長く続くことが不安〉の2サブカテゴリからんる《吃逆に対する不安》が形成された。以上の結果と文献、および既存の尺度から質問紙を作成し倫理審査へ提出予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

「暫定版 がん化学療法に伴う吃逆における統合アセスメント指標(案)」の作成を作成予定であるが、質問項目の抽出を質的研究から行ったためやや遅れている。

Strategy for Future Research Activity

「暫定版 がん化学療法に伴う吃逆における統合アセスメント指標(案)」の作成にあたり、がん看護専門看護師の協力を受けて予備調査を行う予定である。新潟県のみでは調査に遅れがでることから群馬県のがん看護専門看護師に調査協力を依頼した。

Causes of Carryover

質問紙調査を行う予定ではあったが、26年度に調査まで至らなかった。

Expenditure Plan for Carryover Budget

調査施設に質問紙調査を依頼する。調査責任者への謝礼および核施設にパソコンを設置するために使用する予定である。

URL: 

Published: 2016-05-27  

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