2016 Fiscal Year Research-status Report
ダウン症を持つ子どものいる家族のレジリエンスを高めるライフサイクルに即した支援
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26463374
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Research Institution | University of Yamanashi |
Principal Investigator |
高田谷 久美子 山梨大学, 総合研究部, 医学研究員 (20125983)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | ダウン症候群 / 父親・母親の思い / きょうだいの思い / レジリエンス / 成長 |
Outline of Annual Research Achievements |
対象はいずれも日本ダウン症協会山梨県支部の会員の協力を得て実施した。 1.父親をインタビューした結果をまとめ、Archives of Psychiatric Nursingに投稿し、掲載された。 Kumiko Takataya, Yoko Yamazaki, Eriko Mizuno:Perceptions and Feelings of Fathers of Children With Down Syndrome, Archivers of Psychiatric Nursing, 30(2016)544-551 2.きょうだいのエッセイの分析に、新たに2名のエッセイを加え分析をしなおした。また、インタビュー結果をあわせた上で論文としてまとめている。近日中に英訳を依頼し、Archives of Psychiatric Nursingに投稿する予定である。 3.ダウン症を持つ子どもの親の気持ち、また高校までの成長の様子を冊子としてまとめ、公表するために、日本ダウン症協会山梨県支部会長を含む4名の母親とミーティングを重ね、内容について検討している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初、きょうだいの作文を通してダウン症持つ同胞に対するきょうだいの思いを分析し、まとめる予定であったが、より状況を明らかにするべく、きょうだいのインタビュー追加することとした。しかし、中心となるきょうだいの結婚、大学受験、就職等により、日程調整が難しく、予定通りの進行とはいかなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
きょうだいに関する論文の投稿、及び冊子をまとめた上、協会員に配布するだけではなく、関係医療機関、市町村等に配布し、新しく親になる方も含め広く配布できるようにする。
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Causes of Carryover |
きょうだいのエッセイ及びインタビューを論文としてまとめ、投稿するに当たり、きょうだいとの内容確認が、日程調整がうまくつかず、予定通りに進まなかったため、論文の英文翻訳に当たる費用、掲載費等使用できなかった。 また、冊子の進捗が会員の都合等により遅れていることにより、次年度に回すこととなった。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
5月までには論文をまとめ、英語への翻訳を依頼し、6月には投稿予定。 8月を目処に日本ダウン症協会山梨県支部会長を含む4名の母親と内容検討を重ね、冊子を発行予定。
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Research Products
(1 results)