2015 Fiscal Year Research-status Report
腰骨盤痛を持つ妊婦の個別性に合わせた介入方略の開発と検証
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26463389
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Research Institution | University of Hyogo |
Principal Investigator |
槻木 直子 兵庫県立大学, 地域ケア開発研究所, 研究員 (50723649)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 妊婦 / 腰痛 / 骨盤痛 / セルフケア / 介入研究 / 無作為比較試験 |
Outline of Annual Research Achievements |
1.研究計画書完成と研究倫理委員会の承認取得:平成26年度の研究実績をもとに研究計画書を完成させ(平成27年6月)、所属機関(平成27年6月)と研究協力施設の研究倫理委員会(平成27年9月)で審査を受け、承認を得た。 2.検査技術の確認を目的とした研修の実施:正確なデータ収集のために研修を実施した。経験豊富な助産師の指導もと、腹直筋離開観察時の触診が正確に行えているか確認する研修を、妊婦5名、産後入院中の褥婦7名の協力を得て行った(平成27年6~8月)。また、経験豊富な理学療法士の指導の下、骨盤痛誘発試験(P4テスト)が正確に行えているか確認する研修を、産後入院中の褥婦8名の協力を得て行った(平成27年7~8月)。 3.妊婦用パンフレットの完成:研究倫理委員会の承認を得た妊婦用パンフレットの原稿をもとに、イラスト作成や構成を業者に依頼して洗練させ、妊婦用パンフレットを完成させて200部印刷した(平成27年9月)。 4.データ収集開始:2か所の研究協力施設において、平成27年10月からリクルートおよびデータ収集を開始した。平成28年3月末までに22名の研究協力者を得た。平成28年度も引き続きリクルートをデータ取集を続行する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
平成27年度の計画としては研究計画書立案、所属機関および研究協力施設での研究倫理委員会での審査承認、データ収集の開始であった。より正確なデータ収集を目的とした検査技術確認研修を新たに追加したことでデータ収集開始時期が予定より4か月遅れたこと、および一身上の都合で平成27年12月~平成28年1月の期間データ収集が実施できなかったことが重なり、やや研究協力者の獲得数が少なく、データ収集のペースとしては若干遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続きリクルートとデータ収集を継続し、平成28年12月を目途にデータ収集を終了する予定である。データ分析は、データが60名程度集まった時点で中間分析を行い、その後もデータ収集と並行して分析を進めていく。平成29年1~3月に論文のまとめを行う。
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