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2014 Fiscal Year Research-status Report

精神疾患を有する親の子どもに向けたweb-basedサポートプログラムの開発

Research Project

Project/Area Number 26463394
Research InstitutionTokyo Medical University

Principal Investigator

上野 里絵  東京医科大学, 医学部, 准教授 (20598677)

Project Period (FY) 2014-04-01 – 2017-03-31
Keywordsエビデンスに基づいた支援 / フィンランド
Outline of Annual Research Achievements

フィンランドで開発された精神疾患を有する親の子どもへの支援プログラム“Let's Talk About Children”は、エビデンスや安全性が報告されている。この支援プログラムはオーストラリアでも有用性が報告され、2014年6月より支援者に向けたweb-basedサポートプログラムが無料配信されている。
日本においてもこのエビデンスが確立されている支援プログラムを取り入れるとともに、オーストラリアのようなweb-basedサポートプログラムを構築することは有用であると思われる。オーストラリアと同様に、まずは“Let's Talk About Children”を日本で実施し、日本での実績を積んだ上で、web-basedサポートプログラムを構築する手順を踏んでいくこととした。
そこでまず最初に、日本で“Let's Talk About Children”を実践するために、本プログラムの開発者であるフィンランドの児童精神科医Solantaus先生およびLet’s Talk About Childrenのトレーナーより2014年9月フィンランドにて本プログラムの研修を受講し、日本での実施許可を得た。日本での実施に向けた準備を関係機関と連携を取りながら進めている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

フィンランドの児童精神科医Solantaus先生との連携や協力がスムーズにはかれていることより、計画的に研究を遂行することが可能となっている。

Strategy for Future Research Activity

Let's Talk About Childrenの実施に向け(介入研究)、倫理委員会での研究承認を得、実施する医療機関での最終調整を行っている段階である。
介入研究であるため、研究参加者のリクルートの困難など研究機関の追加や実施期間の延長など、計画的な研究遂行において課題があると考えられる。これに対して、研究遂行状況の把握と見直しを適宜行い、必要な対策を早期に検討・実施する。

Causes of Carryover

フィンランドのSolantaus先生からは、Let's Talk About Childrenの研修やメール等にて本プログラムをなどへの指導・助言をいただいるが、Solantaus先生への謝金が発生しなかったことが理由の一つとして挙げられる。また、オーストラリアへの視察が実現できなかったことも理由に挙げられる。

Expenditure Plan for Carryover Budget

日本での介入研究や今後の日本での普及が円滑にはかれるよう、Let's Talk About Childrenのスキルアップを目的とした継続研修や研究打ち合わせを行うため、Solantaus先生とフィンランドで会議をもつ。オーストラリアへの視察については、本務校の業務を鑑みながら検討する。今年度は大規模な調査とweb-basedサポートプログラムの構築を検討していくため、旅費や人件費などを中心とする使用計画である。

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Published: 2016-05-27  

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