• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2015 Fiscal Year Research-status Report

精神疾患を有する親の子どもに向けたweb-basedサポートプログラムの開発

Research Project

Project/Area Number 26463394
Research InstitutionTokyo Medical University

Principal Investigator

上野 里絵  東京医科大学, 医学部, 准教授 (20598677)

Project Period (FY) 2014-04-01 – 2017-03-31
Keywordsフィンランド / エビデンスに基づいた支援 / 日本での適用の検討
Outline of Annual Research Achievements

今年度は,昨年度の計画通り,フィンランドで開発された精神疾患を有する親と子どもへのエビデンスに基づいた支援方法 "Let's Talk About Children"を研究代表者が所属する東京医科大学病院メンタルヘルス科にて,日本での適用などを検討目的とした研究を遂行している.
現在6名の対象者が本研究に参加している.元来対象とする母集団が少ないこともあり,参加者数はまだ十分でないが,日本における本支援方法の意義や課題などについて、現時点でのデータからではあるが言及可能な質的にはリッチなデータを得ている.また本研究実施にあたり,フィンランドのソランタウス先生などから,スーパーバイズを継続的に受講している.
さらに,精神疾患を有する親の子どもを支援するためのホームページを作成したが,本ホームページ内に掲載した支援リソースについてや,"Let's Talk About Children"の研修について専門家から問い合わせを受けるなど,本ホームページは情報発信機能,精神疾患を有する親の子どもを支援している専門家のサポートとして機能している.

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

昨年の計画通り"Let's Talk About Children"を日本でスタートすることができた.しかし,研究協力機関の事情により,倫理審査承認後のスタートが遅れた.対象者リクルートから対面式の2回のセッションまでに数カ月の時間を要することが明らかになり,想定していた研究遂行時間よりかかっている.また現在研究実施機関では想定していた研究対象者の母集団が少ないことも判明した.

Strategy for Future Research Activity

新たな研究協力機関を選定し追加する.リクルートから対面式の2回のセッションまでに要する時間がおおむね把握できたため,今後はこの時間を想定した研究計画に修正・立案し,計画的・効率的に研究を実施していく.

Causes of Carryover

研究代表者の所属機関にて、昨年の計画通り研究実施に至ったが、研究対象者が十分確保されなかったことに伴い謝金・人件費の収支に影響した。また全国調査の予定であったが、研究実施時間が想定していた時間より要したため、全国調査が延長された。また開設したホームページも本研究が想定する機能をまだ備えていないため、ホームページ作成などに関する諸費用も収支に影響した。

Expenditure Plan for Carryover Budget

研究機関を追加し、患者を対象とした研究をさらに遂行していく、さらに質問紙またはインタビューによる全国調査も実施していくため、謝金・人件費にかかる支出が発生する。加えてホームページ機能の充実を図っていくため、これに関連する諸費用を使用予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Remarks (1 results)

  • [Remarks] こころの病気をかかえている親の子どもへの支援

    • URL

      http://www.ltacj.org/index.html

URL: 

Published: 2017-01-06  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi