2016 Fiscal Year Research-status Report
精神疾患を有する親の子どもに向けたweb-basedサポートプログラムの開発
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26463394
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| Research Institution | Tokyo Medical University |
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Principal Investigator |
上野 里絵 東京医科大学, 医学部, 准教授 (20598677)
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| Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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| Keywords | フィンランド / エビデンスに基づいた支援 / 日本での適用の検討 / web-basedによるサポート |
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| Outline of Annual Research Achievements |
昨年度より継続してフィンランドで開発された精神疾患を有する親と子どもへのエビデンスに基づいた支援方法Let's Talk about Childrenを研究代表者が所属する東京医科大学メンタルヘルス科にて実施している。開発者のソランタウス先生リーダーのもと、Let's Talk about Childrenを実施しているオーストラリア、アメリカ、スウェーデンの研究者、実践家とのビデオカンファレンスを数回実施した。カンファレンスでは、各国への適用、バリア、実践、研究などの意見交換が活発に行われた。本カンファレンスでは、日本における研究、実践、今後のビジョンについての確認と新たな発見をもたらす意義深いカンファレンスが実施された。
精神疾患を有する親と子ども、さらにこのような家族を支援している支援者を支援するために昨年開設したホームページでは、サポートのための情報発信とともに、本ホームページを通して申し込みのあった支援者に対してLet's Talk about Childrenの研修会を開催した。
また本ホームページを通じて、当事者の家族より相談先の問い合わせ、支援者からの問い合わせがあり、情報提供などを行った。
加えて、精神疾患を有する親と子ども・家族、このような家族を支援する支援者のニースおよびサポートに関する全国調査を研究計画に沿って、調査票の検討、倫理審査委員会の受審など準備を進めることができた。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
理由は大きく三つある。一つ目は、昨年度より研究代表者が所属する東京医科大学メンタルヘルス科にて実施しているLet's Talk about Childrenはインテンシブな介入研究である。つまり研究参加者一人一人に個別のセッションを1時間程度、2回実施する、実施前にも個別に丁寧な説明を研究代表者または協力者がすることから、研究代表者が本務校の業務の中でできる時間が限らている。
二つ目は、昨年、8千人を超える看護職の会員数をもつ看護職最大の学会「日本看護科学学会」の大会長を本学科長が務められた。そのため本学科全教員がその準備に約1年忙殺された。
三つ目は本学科は、昨年度が完成年次であった。想定していたより未整備の教育体制、懸案事項が多数あり、学内業務においても多忙を極めた。
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| Strategy for Future Research Activity |
前述のように、本務校の業務を行いながらの介入研究のため、メンタルヘルス科と密な連携、協力体制を得ながら、研究実施時間を確保していく。
全国調査の実施、結果の解析、webからの情報発信などを9月を目途に迅速に行っていく。
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| Causes of Carryover |
精神疾患を有する親と子どもへの支援の実態および支援に関する支援者のニーズ調査を全国規模で実施することを予定していたが、次年度に変更となったため。
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| Expenditure Plan for Carryover Budget |
精神疾患を有する親と子どもへの支援の実態および支援に関する支援者のニーズ調査を全国規模で実施する。実施に際し、資料の準備、発送、データの入力、整理などに係る人件費、調査資料に係る用紙、封筒などの消耗品、発送に係る郵送費などにて使用する。
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