2017 Fiscal Year Annual Research Report
Discharge planning for children with a tendency for long-term hospitalization in the neonatal intensive care unit and promotion of a home medical care support system
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26463411
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Research Institution | Shiga University of Medical Science |
Principal Investigator |
白坂 真紀 滋賀医科大学, 医学部, 助教 (40378443)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
桑田 弘美 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (70324316)
越田 繁樹 滋賀医科大学, 医学部, 特任講師 (70372547)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | NICU / 在宅医療 / 訪問看護ステーション |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題では、A県における在宅医療を必要とするNICU(Neonatal Intensive care unit,新生児集中治療室)に入院中および退院後の子どもの家族を支援することを目的として調査を行った。実態を把握するため、NICUの看護師と医師、子どもの地域生活支援にかかわる看護師、NICUを退院し在宅医療を行う子どもの家族、訪問看護ステーションの看護師にインタビュー調査を行った。NICU看護師のインタビュー調査では、不安定な経過をたどる子どもを心配する両親の状況を把握した上で、子どもと家族を中心とした看護の実践が行われていることを改めて確認した。NICU/GCUから在宅医療につなぐ支援者としての知識や技術をもって多職種間の連携の中心にいる責任を自覚していた。子どもの退院については、在宅医療を必要とする子どもを育てる家族の意思を確認することが最も重要であると認識し、家族を見守り支持的な姿勢で看護を提供していた。また、A県訪問看護ステーション連絡協議会に登録している81施設を対象にアンケート調査を行い45施設より回答を得た(回収率55.6%)。結果、0~15歳までの子どもの訪問看護の経験があったのは27施設(60.0%)であり、32施設(71.1%)が子どもの訪問看護を行うことが可能であると回答した。さらに市町の支援窓口を確認するため電話調査を行った。これらの結果をもとに、訪問看護ステーションなど支援先の情報をまとめ、在宅医療を必要とする子どもの家族に向けた冊子を作成し、病院などで使用している。
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Research Products
(2 results)