2021 Fiscal Year Annual Research Report
DEVELOPMENT OF A NURSING INTERVENTION MODEL TO IMPROVE THE QUALITY OF LIFE IN PREADOLESCENTS/ADOLESCENTS AND THEIR PARENTS AFTER LIVING DONOR LIVER TRANSPLANT
Project/Area Number |
26463414
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
藤田 紋佳 九州大学, 医学研究院, 助教 (10437791)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松浦 俊治 九州大学, 大学病院, 准教授 (10532856)
林田 真 九州大学, 医学研究院, 共同研究員 (70452761)
濱田 裕子 九州大学, 医学研究院, 准教授 (60285541)
木下 義晶 九州大学, 大学病院, 准教授 (80345529) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 生体肝移植 / 子ども / 家族 / QOL |
Outline of Annual Research Achievements |
我が国の肝移植の歴史は浅いものの、我が国における小児肝移植の治療成績は良好(10年生存率83.2%)であり、肝移植後の子ども手術合併症や拒絶反応の有無といった移植後の身体面に関してQOL(Quality of life)の検討が行われてきた。しかし、長期的視点における肝移植後の子どもと家族の療養生活における精神面・社会面も含めたQOLの視点での看護支援は十分ではなく、小児専門の移植コーディネーター等が継続支援を行っている欧米諸国に比して遅れている。成人とは異なり、特に学童後期から思春期の子どもは、生活の主体が家庭から学校へと移行し、親中心の健康管理から子ども主体の健康管理に移行する重要な時期にあるが、療養行動の問題も生じやすい時期である。従って、学童後期から思春期の子どもと親のQOL向上のための看護援助モデルを構築し、課題解決を図ることを目的とした。 子どもと親を対象にした実態調査、面接調査結果及び文献検討より、子どもと家族のモニタリング指標を作成した。また、調査結果及び文献検討により、生体肝移植後の学童後期から思春期の子どもと親のQOL 向上の概念枠組み、看護援助モデル、パターンごとの看護援助指針を導いた。今年度は、前年度に引き続き、作成した子どもと親のQOL維持・向上のためのモニタリング指標と看護援助モデルの評価・修正を行なった。作成した看護援助モデルは、実践・評価・修正を行い、内容を精錬し肝移植後の学童期から思春期の子どもと親のQOL向上のための看護援助モデルを構築した。 また、家族支援の一部として、ドナーとなった母親への支援については、生体肝移植ドナー体験後に妊娠・出産をした母親の体験について、質的調査を行なった。論文及び総説にて公表した。
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Research Products
(1 results)