2014 Fiscal Year Research-status Report
医療的ケアを必要とする小児に対する熟練訪問看護師の技
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26463425
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Research Institution | Ehime Prefectural University of Health Science |
Principal Investigator |
枝川 千鶴子 愛媛県立医療技術大学, 保健科学部, 准教授 (00363200)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 小児訪問看護 / 医療的ケア / 小児看護 / 熟練看護師 / 経験知 |
Outline of Annual Research Achievements |
医療的ケアを必要とする小児と家族が安心して地域で生活するためには、一人ひとりに応じた日常生活を支えることが必要である。特に小児は、日々成長・発達を遂げているので、その小児にとって生活の一部である医療的ケアを適切に実施し、子どもの体調を整えながら成長・発達を促すことが小児の訪問看護において重要である。しかし、健康状態や日常生活は個々によって違い個別性が高いため、日々の訪問看護の中で経験を積み重ねながら適した看護を実践していることが考えられる。 そこで本研究の目的は、医療的ケアを必要とする小児に対し、熟練訪問看護師の経験に裏付けされた日常の看護について、主観的・客観的データを統合して明らかにするものである。 初年度は研究着手のための準備として、小児訪問看護や経験知に関する文献及び医療的ケアを必要とする小児の看護について資料を集め内容を検討した。文献をもとにインタビューガイドを作成し、研究者が所属する大学の倫理審査委員会に研究計画書を提出し承認を得た。また、関連する学会や研修会に参加し、小児の在宅ケアに関わっている職種(看護師・医師・理学療法士・介護士・相談支援専門員等)と情報交換を行い、訪問看護を受けている子どもと家族の状況とケアの実際についての理解や関係者とのつながりを深めた。 医療的ケアを必要とする小児の訪問看護を数年間実施している訪問看護ステーションの責任者に、研究について説明し研究協力に関して現在調整中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
初年度は研究準備のための文献や情報収集を主として行い、研究計画も倫理審査委員会の承認を得ることができ、ほぼ予定通りではある。 しかし県内の訪問看護師を対象に調査を開始する予定だったが、訪問看護ステーションと調整中であり、調査開始に至っていない。
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Strategy for Future Research Activity |
研究目的は、医療的ケアを必要とする小児に対し、熟練訪問看護師の経験に裏付けされた日常の看護について明らかにすることであり、「医療的ケア」「小児の生活」「小児の成長・発達」の3つの側面について調査を行う。 小児の訪問看護を実施している訪問看護ステーションに研究協力の依頼をし承諾を得る。施設責任者より推薦された熟練訪問看護師を対象に、面接調査を実施する。また、訪問看護の実践の場に同席する参加観察を行い、面接調査では言語化されなかった看護の実際を顕在化し、看護師とともに振返りながら経験を言語化していく。
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Causes of Carryover |
平成26年度に面接調査及び参加観察調査を計画していたが実施に至らなかったため、研究対象者や協力者に対する謝金や調査に関連した残金である。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
平成26年度に生じた残金と次年度請求研究費と合わせて、調査や打ち合わせのための旅費、研究対象者と協力者への謝金、データ入力や処理のための費用、データ保存や通信のための費用等として使用する。
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