2017 Fiscal Year Annual Research Report
The development of a program to promote the mother-child interaction after successful fertility treatment, based on the JNCAST results of mothers at 1-month postpartum
| Project/Area Number |
26463440
|
|---|
| Research Institution | Otemae University |
|---|
Principal Investigator |
斉藤 雅子 大手前大学, 現代社会学部, 教授 (80511617)
|
|---|
| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長尾 嘉子 常葉大学, 健康科学部, 教授 (10532963)
高山 裕子 国際医療福祉大学, 成田看護学部, 講師 (00637803)
|
|---|
| Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
|
| Keywords | 母子相互作用 / 不妊症 / 産後1ヵ月 / JNCAST / 正期産 |
|---|
| Outline of Annual Research Achievements |
これまで，産後1ヵ月の自然妊娠や不妊治療後の母子にJNCASTの評価尺度を用いて母子相互作用を調査した。その結果，不妊治療後の母子は，自然妊娠と比較し母子相互作用が低い結果となり，母親は子へ言葉や接触等が少ない社会情緒的発達の促進が乏しいのが特徴であった。この特徴をふまえ，JNCASTを基に「不妊治療後母子相互作用促進プログラム」を開発した。本プログラムは，研究者が分娩後3日に母子相互作用を評価し，分娩後5日に母子相互作用を促進する介入を行う。介入は73項目の評価から得点した項目を具体的に称賛するフィードバックで，社会情緒的発達の促進を必ず5項目入れた10項目を説明し，産後1ヵ月で介入後評価をする。
平成29年度の研究目的は，Japanese Nursing Child Assessment Satellite Training (JNCAST) Projectを基に，不妊治療後の母子を対象に開発した「不妊治療後母子相互作用促進プログラム」をパイロット研究で実施し，①自然妊娠の母子と比較し，介入効果を明らかにする，②パイロット研究の結果から，プログラムの課題を明らかにして改善することである。研究対象者は，正期産の初産母子10組で，不妊治療後母子5組（介入群），自然妊娠母子5組（介入対照群）であった。研究方法は，研究協力者から紹介頂いた母子へ文書と口頭で説明し同意を頂き，産後3日に介入前母子相互作用場面を録画した。録画は直ちに1名の共同研究者が評価を実施し，評価を基に個別のパンフレットを作成した。退院前にパンフレットを用いて介入を実施した。介入後の産後1ヵ月健康診査では，産後1ヵ月の母子相互作用場面の録画を実施し，介入前と異なる1名の共同研究者が評価した。
現在，データの入力を行っており，今後はデータの分析し，研究目的に基づき考察する予定である。
|
