2018 Fiscal Year Annual Research Report
Effect of Lifestyle on Patients with Total Hip Arthroplasty and Intervention Development
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26463444
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Research Institution | Akita University |
Principal Investigator |
眞壁 幸子 秋田大学, 医学系研究科, 准教授 (40436184)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤田 君支 九州大学, 医学研究院, 教授 (80315209)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 人工股関節 / 高齢者 / ライフスタイル / 豪雪寒冷地 / 身体活動量 / タイ王国 |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度においては、1)高齢者の季節によるQuality of Life(QOL)の変化、2)整形外科下肢手術3ヶ月における身体活動量の実態、3)人工股関節全置換術を受ける患者への生活指導の実態-豪雪寒冷地と小雪温暖地との違いに焦点を当てて-における、3つの視点で研究した。 1)においては、A県3地域にて36名の健常高齢者の参加者の協力が得られ、属性として平均年齢74歳で、女性58%、平均BMI25、飲酒率42%、喫煙率8%、有病率76%、教育平均年数12年、家族同居率78%であった。QOLの季節による変化は、心理的領域において、夏と秋に有意に低く、春から夏への落差には、年齢、BMI、教育年数、有病の有無が有意に関連していたことが明らかになった。この結果は、人工股関節全置換術を受ける患者も高齢であるため、同様の影響があることを踏まえる必要がるとわかったことは意義がある。 2)においては、A病院整形外科外来にて、合計197名の術後患者の協力が得られ、術式として人工膝関節群49名、膝骨切り群111名、靭帯群21名、半月板群16名であった。身体活動量は「通勤・通学」では骨切り群が有意に多く、「仕事・学業」では靭帯群が有意に多かった。「家事」では人工関節群が有意に多く、「レジャー(散歩・庭仕事など)」では人工膝関節群が有意に多く、「レジャー(スポーツ)」では半月板群が有意に多く、「合計」では有意差はなかった。この結果は、整形外科下肢手術術後において、身体活動量に特徴があることがわかった。 3)においては、全国の500病院(無作為抽出)にアンケート調査を行った。人工股関節全置換術を受ける患者への生活に関する指導方法(内容、方法、タイミング)、活動制限内容、豪雪寒冷地や小雪温暖地ならではの指導内容とした。現在分析中である。
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