2016 Fiscal Year Annual Research Report
Development of standard oral guidelines for elderly patients with severe dementia
Project/Area Number |
26463479
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Research Institution | Yasuda Women's University |
Principal Investigator |
小園 由味恵 安田女子大学, 看護学部, 講師 (50583928)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森川 千鶴子 安田女子大学, 看護学部, 教授 (50320049)
笹本 美佐 日本赤十字広島看護大学, 看護学部, 准教授 (70568104)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 重度認知症高齢者 / ガイドライン / 口腔ケア |
Outline of Annual Research Achievements |
平成26年度に、認知症治療病棟に勤務する看護師にインタビューを実施し,重度認知症高齢者に実施している口腔ケア介入を具体的行為レベルで明らかにした.次いで,重度認知症高齢者の状態に供されている口腔ケア方法の確定のために,口腔ケアに関する主要な書籍に記された口腔ケア方法を確認し,看護師が行っていた口腔ケア介入と書籍に記された口腔ケア方法と比較した.次に,認知症看護認定看護師1名,摂食・嚥下障害看護認定看護師2名に提示し,彼らの意見も加え,口腔ケア方法を確定した. 平成27年度は,重度認知症高齢者に対する口腔ケア方法の各項目に沿った研修会実施後に,重度認知症高齢者の看護を日常業務として担う看護師10名に確定した口腔ケア方法の評価を必要性・実施・効果の視点で依頼し,それぞれについての発言回数,相関関係等を比較すると同時に有用性について分析した. 平成28年度は,認知症疾患医療センターを有する全国264施設に勤務する看護職員を対象に,重度認知症高齢者に対する口腔ケア方法の実践頻度についてアンケート調査を実施した。全送付数は1337名であり、108施設543名から返却があった。そのうち、有効回答数は476名であった。平均年齢は42.90±10.0歳、男性78人16.4%、女性398人83.6%であった。看護師経験平均年数は18.16±9.85歳、認知症治療病棟経験平均年数は6.84±6.06年であった。摂食・嚥下障害看護認定看護師2人0.4%、認知症看護認定看護師16人3.4%、老人看護専門看護師1人0.2%であった。最終的に、ガイドライン項目の実施状況をアンケートにより確認し,ガイドラインに含むべき口腔ケア項目として、重度認知症高齢者の状態・症状20項目、実践方法90項目を確定した.
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Research Products
(3 results)