2015 Fiscal Year Research-status Report
新生児訪問において母親が「安心感」を獲得するための評価指標の開発
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26463532
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Research Institution | The University of Shiga Prefecture |
Principal Investigator |
小林 孝子 滋賀県立大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (70305671)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 安心 / 母親 / 乳幼児 / 育児支援 / 尺度開発 |
Outline of Annual Research Achievements |
前年度、生後2か月から3歳児を育てる母親の「安心感」についてのインタビュー調査を実施したが、新生児訪問を受ける時期である生後4か月までの母親からのデータが少なかったことから、今年度は生後4か月までの時期に焦点化したデータ収集を進めている。また、前年度のインタビュー結果と先行研究を検討したところ、安心感をもたらす要因には7つのカテゴリーが抽出されたが、安心感を構成する要素は2つのカテゴリーのみであり、インタビュー内容を修正しさらにデータ収集を進めている。前年度のインタビュー結果については、学会発表予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究対象とする月齢児の母親からの協力を得ることが、協力施設の特性により難しかった。また、「安心感」は日常の生活では意識化されにくいことより、構成要素の明確化が不十分であった。さらに、学部カリキュラム移行と教員体制により教育業務に時間を要したことから、研究に費やす時間が減少した。再度インタビューの実施を進めたが、フィールドとの調整に時間を要した。
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Strategy for Future Research Activity |
新生児訪問を受ける時期である生後4か月までの母親の「安心感」の構成要素を明確化し、尺度開発を進める。
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Causes of Carryover |
今年度は質問紙調査に至らなかったため、統計パッケージの購入、データ資料整理等の研究補助者人件費を使用しなかったことによる。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
次年度は質問紙調査を実施するため、統計パッケージの購入、データ資料整理等の人件費および成果発表のための旅費を使用する予定である。
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Research Products
(1 results)