2014 Fiscal Year Research-status Report
透析患者への動機づけ支援と行動変容プロセスの可視化ツールによる教育システムの構築
Project/Area Number |
26463535
|
Research Institution | Fukuoka Prefectural University |
Principal Investigator |
山名 栄子 福岡県立大学, 看護学部, 講師 (40438312)
|
Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
|
Keywords | 透析患者 / 自己管理 / 動機づけ支援 / 行動変容 / 可視化 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、透析患者が自己管理の改善、維持および増進するために、看護職が透析患者に対して行った動機づけ支援と患者の行動変容のプロセスを可視化する既存のツールを改良し、その使用効果を検討し、自己管理教育支援システムを構築することを目的としている。 初年度にあたる本年度は、ツールを改良するために、以下の3点を目標とした。 1.ツール手順を検討する。2.ツールに使用するラベルを検討する。3.ツールをソフト化する。 1.については、研究倫理審査を受ける準備をしているところである。 2.については、ラベルを介してのイメージ、想起することに時間を要した既存のラベルを検討している。対象者がラベルを移動しやすいような形状にする方法について検討している段階である。今後は、新たに作成したラベルを通して何をイメージ、想起するかを一患者、看護師に確認する計画にしている。 3.については、上記の1.2.の進捗状況により進んでいない状況である。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究倫理審査を受ける準備に想定より時間を要したため、新たなラベルの作成やツールのソフト化の検討については、次年度に持ち越しとなった。
|
Strategy for Future Research Activity |
引き続き、倫理審査を受ける準備を加速させ、ツール手順を検討する。倫理審査の結果を受けるまでの期間に、対象者がラベルを移動しやすいような形状にする方法について検討、ソフト化に向けては平成28年度に実施する評価方略についても併せて検討する。
|
Causes of Carryover |
平成26年度から研究地に持ち運んでデータを収集・入力するために必要として予算計上した備品費、研究依頼・調査のための旅費およびアプリケーションソフト作成委託費等、計画実施の遅れにより次年度使用額が生じた。
|
Expenditure Plan for Carryover Budget |
予算計上していたノートパソコンの購入および研究依頼・調査、アプリケーションソフト作成・ラベル教材作成の委託、質問紙に係る消耗品、尺度使用登録、通信などに使用する計画である。
|
Remarks |
http://www.jrckicn.ac.jp/guide/613EikoYamana.html
|