2017 Fiscal Year Annual Research Report
Development of a self-efficacy scale and intervention program for health behavior to prevent of metabolic syndrome in adults aged 20-49 years old.
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26463556
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
和泉 比佐子 神戸大学, 保健学研究科, 教授 (60295368)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐伯 和子 北海道大学, 医学部, 教授 (20264541)
森 満 札幌医科大学, 医学部, 名誉教授 (50175634)
藺牟田 洋美 首都大学東京, 人間健康科学研究科, 准教授 (60250916)
上田 泉 札幌医科大学, 保健医療学部, 准教授 (90431311) [Withdrawn]
桑原 ゆみ 札幌医科大学, 保健医療学部, 准教授 (80295914)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | メタボリックシンドローム予防 / 自己効力感 / 青壮年期 / 尺度開発 / 介入プログラム |
Outline of Annual Research Achievements |
平成29年度は、平成28年度までに作成した「青壮年期のメタボリックシンドローム予防のための保健行動に対する自己効力感尺度(原案)」についての内容妥当性の検討を目的に、協力の得られた生活習慣病予防の保健指導に従事した経験者6名および公衆衛生看護学の研究者5名による、郵送法による自記式質問紙を用いた専門家審査を実施した。尺度(原案)の各項目の適切性、項目の過不足、表現方法について自由記載を求め、回答を元に項目を修正し、28項目から成る尺度(修正案)を作成した。妥当性について郵送法による自記式質問紙を同一対象者に対して実施し、内容妥当性指数(CVI) にて検討した。S-CVIは88.9であり、I-CVIが70%未満であった1項を除外、その他指摘があった項目の表現を修正し、27項目からなる尺度案を作成した。 4つの都道府県で協力の得られた5か所の事業場の20~49歳の従業員601名に対して質問紙調査を行った。回収は161名(回収率26.8%)で、そのうち有効回答の得られた154名を分析対象とした。因子分析の結果、2因子13項目からなる「青壮年期のメタボリックシンドローム予防のための保健行動に対する自己効力感尺度」を抽出した。尺度のクロンバックのα信頼性係数は0.866であった。 介入プログラムは、対象者が単一の事業場で就業していないことを想定し、メタボリックシンドローム予防のための保健行動のための個別健康教育を主にした内容で構成することとした。また、行動変容のためにセルフモニタリング、スモールステップ法を基盤とし、今回開発した自己効力感尺度の項目に取り組むことを意図し、食行動、運動行動、計画性に焦点をあてた内容とした。また、介入プログラムの目的はメタボリックシンドローム予防のための①保健行動への動機づけ、②保健行動に対する自己効力感の向上、③保健行動の実践の3つとした。
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