2014 Fiscal Year Research-status Report
介護予防政策として高齢者サロン活動の有効性に関する理論・実証分析
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26502020
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Research Institution | Tokushima Bunri University |
Principal Investigator |
古川 明美 徳島文理大学, 保健福祉学部, 准教授 (90390278)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
内藤 徹 徳島大学, その他の研究科, 教授 (90309732)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 高齢者サロン / 地域高齢者 / 社会関連性指標 / 前期高齢者 / 後期高齢者 / 残存歯数 / 介護予防 |
Outline of Annual Research Achievements |
介護予防策としての高齢者サロンの有効性を評価する目的で、徳島県美馬市を対象とした調査を行った。美馬市は高齢化率が32%(平成25年4月現在)と高く、高齢者サロン数が、徳島県第1位である地域において社会関連性指標による介護予防効果を検証することで、介護予防対策として高齢者サロン活用が有用と実証されれば今後、徳島県下に高齢者サロンの開設を広く推奨することができる。 美馬市の選挙管理名簿作成に当たり、閲覧申請後選挙管理名簿から調査対象者の氏名と住所を転記し、1000人の名簿作成をした。その名簿をもとに調査票を作成し、対象者へ送付後は名簿のすべてをシュレッダーにて破棄した。調査票は、自記式郵送法で連結不可能匿名化にて調査した。この名簿作成に交通手段は、鉄道およびバスの交通機関を利用し学生の協力を得た。 調査結果を広く公表するために、日本看護福祉学会、日本歯科医療管理学会等に論文投稿を予定している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
調査票の作成と調査票の収取、データの分析し、その一部は、学会発表予定している。論文投稿に向けて、データの整理と加工を行い、介護予防対策としての高齢者サロンがどの程度寄与しているかについてOLSで推計し、その有効性を明らかにする。
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Strategy for Future Research Activity |
昨年度収集したデータによる実証分析の結果を踏まえて分析をより深化させることで、高齢者サロンの有効性を徳島県下に広く公表する。また、美馬市以外の地域との比較検討を図るための調査を行う。
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Causes of Carryover |
研究発表の旅費に使用する。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
2015年7月日本看護福祉学会に研究発表に参加する。
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Research Products
(3 results)