2015 Fiscal Year Research-status Report
宇宙環境において発動する老化制御遺伝子ネットワークの解明
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26506033
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Research Institution | Tokyo Metropolitan Geriatric Hospital and Institute of Gerontology |
Principal Investigator |
本田 修二 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究員 (40100127)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
本田 陽子 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究員 (90399460)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 重力 / 宇宙 / 老化 / 寿命 / 線虫 |
Outline of Annual Research Achievements |
過重力および擬似微小重力下で線虫Caenorhabditis elegansの寿命を測定した。宇宙実験(国際宇宙線虫実験ICE-1st)において明らかになった宇宙環境において発現が低下する遺伝子についてその変異体の重力変化に伴う寿命の影響を研究している。ロドプシン様受容体、グルタミン酸作動性クロライドチャネル、シェーカー型カリウムチャネル、インスリン様ペプチドの遺伝子変異体について過重力下での寿命を測定し野生体と比較した。またこれらの遺伝子発現への重力変化の影響を調べた。これらの遺伝子変異体どうしの相互関係を明らかにするために2重変異体を作製している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
いくつかの遺伝子変異体で過重力および擬似微小重力下での寿命測定が進んでいる。また過重力の遺伝子発現への影響の研究も進んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
今後、宇宙環境において発現が低下する、他の遺伝子の変異体について重力変化の寿命への影響と発現への影響を明らかにするとともに、遺伝子間相互関係を明らかにして行きたい。
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