2016 Fiscal Year Research-status Report
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26540055
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Research Institution | The University of Electro-Communications |
Principal Investigator |
高田 哲司 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 准教授 (70415701)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 個人認証 / 携帯端末 |
Outline of Annual Research Achievements |
(1) 安全性を柔軟に変更可能な携帯端末向け画像認証の研究 situation-awareな個人認証が携帯端末向けには必要になることを想定し,秘密情報を固定値にしつつも,状況に基づくリスクに対して個人認証が提供しうる安全性を柔軟に変更可能な携帯端末向けの画像認証手法について新たな手法を考案し,プロトタイプ実装並びに評価実験を行なった.その研究成果は,国内論文誌に掲載された.また本研究の成果を国際会議へも投稿した.(2)「パターンロック型個人認証における覗き見対策」について,アイデア考案と,そのアイデアに対する基礎評価を実施した.(3)「覗き見対策」の一環として,圧力値を用いた秘密情報の入力手法と個人認証への応用についてアイデアをまとめ,入力可能性を検証するプロトタイプを実装した.またアイデアと予備評価実験の成果は,国内会議で2回ポスター発表を行った.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
今年度の目標は,これまでの研究成果を国際会議で発表することであったが,残念ながら設定した目標を達成するに至らなかった.この目標達成に向けた活動を継続するため,事業期間の延長を申請し,承認された.来年度もこの目標に向けて,論文執筆と国際会議への投稿を試みる予定である.
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Strategy for Future Research Activity |
これまでの研究成果をまとめて論文化し,国際会議で口頭発表を行う.
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Causes of Carryover |
研究の実施状況に遅れが生じ,国際会議での発表が未達成のため,支援期間の延長を申請し,申請が認められた.そのため次年度の使用額が生じている.
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
被験者実験の追加実施と,国際会議へ向けた論文執筆,ならびに国際会議参加にかかる費用として次のものを見込んでいる.物品購入:評価実験にかかる携帯端末の端末の追加購入.謝金:評価実験に参加頂いた被験者への謝金.旅費:国際会議参加にかかる航空券代および宿泊費.その他:論文校閲にかかる費用.
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Research Products
(4 results)