2017 Fiscal Year Annual Research Report
Research on user authentication systems for mobile terminals that could counter the threats depending on usage situations
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26540055
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Research Institution | The University of Electro-Communications |
Principal Investigator |
高田 哲司 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 准教授 (70415701)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 個人認証 / ユーザビリティ / 自己制御性 / 利用可能性 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は,これまでに遂行してきた研究成果を国際会議で発表することを念頭に活動を進めた.結果として,研究成果の一つを国際会議にて発表することができた.発表した研究成果は「認証シャッター」に関する研究成果である. この研究は,国内会議では2014年に発表を行った研究である.個人認証に対する様々な脅威に対抗する手法として,個人認証そのものを改良するのではなく,個人認証の「利用可能性」をユーザ自身が制御することで個人認証の悪用を困難化する手法として提案したものである.今回の論文では,実装にこそ至っていないものの,システムコンセプトからプロトタイプシステムの設計,そして既存の手法やシステムとの差異をより明確に議論した論文として内容をブラッシュアップした内容として執筆した. この論文を,Availability, Reliability and Securityを主題として扱う国際会議ARES 2017の併催Workshop FARES 2017に投稿し,採録となった.会議に参加して口頭発表を行い,会議参加者と提案手法の意義や問題点について議論を行ったことは,有意義な成果であると考えている.今後はプロトタイプシステムの実装を進め,実装システムを用いてユーザの個人認証に対する制御の意向について調査を進めていく予定である.
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Research Products
(1 results)