2014 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
26540092
|
Research Institution | National Institute of Informatics |
Principal Investigator |
佐藤 健 国立情報学研究所, 情報学プリンシプル研究系, 教授 (00271635)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山岸 順一 国立情報学研究所, コンテンツ科学研究系, 准教授 (70709352)
|
Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
|
Keywords | 聴覚による学習 / Otopedia |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、耳を使った学習教材に関して、記憶に効果的な情報提示法を研究するとともにその効果を科学的に実証することを目的としている。今年度は、関係技術についての研究者の研究集会を開いて、関係技術の調査を行った。具体的には、文字情報の読みやすさの研究、複数人の音声から言葉に対応する要素抽出の研究、物の形状と幼児における表現方法の研究、自然言語処理における自動要約の研究、聴覚障害者の学習における自分の音声使用による集中力効果の研究について、調査を行った。その結果、最後の研究において自分の音声使用により学習集中ができるという結果が有望であるので、来年度は健常者でこの実験を行って学習効果があるかどうかを検討することにした。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
今年度、具体的な聴覚学習の手法の提案までを予定していたが、聴覚学習のモデルが必要であることがわかり、まず、そのモデル構成が必要であるということで、それについて検討したため、手法の提案までいたらなかった。
|
Strategy for Future Research Activity |
聴覚学習のモデルとしては、記憶に残る音声とは何かということを研究して、それに基づいた構築をしたいと考えている。今年度の成果により自分の音声に似た音声による学習集中効果があることが分かったので、それについてのモデル化および実験をする予定である。
|
Causes of Carryover |
聴覚学習手法を今年度提案して、その実験を行う予定で謝金等を計上していたが、学習手法の提案までいたらなかったため、実験を次年度に繰り越したため。
|
Expenditure Plan for Carryover Budget |
次年度には聴覚学習の手法に基づく実験をしたいと考えているため、その謝金として計上する。
|
Research Products
(2 results)