2016 Fiscal Year Annual Research Report
Compounding mobility by soft and hemispheric torsionall feet
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26540136
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
田原 健二 九州大学, 工学研究院, 准教授 (80392033)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木野 仁 福岡工業大学, 工学部, 教授 (50293816)
杉原 知道 大阪大学, 工学研究科, 准教授 (70422409)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 二足歩行 / 車輪移動 / 柔軟半球足 / 捻転 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成28年度では,柔軟な半球足を持つ2足歩行ロボットの移動制御について実施した.まず,2次元矢状面における柔軟半球足2足歩行モデルを作成し,重心ヤコビアンを用いたトルク制御により,前進のバランスを保つ制御手法を提案した.また,それに加えて重心の目標位置を前進させる事により,歩容が自動的に生成される制御手法を提案した. さらに,2次元矢状面歩行モデルを全身12自由度を持つ3次元空間モデルに拡張し,新たに3次元モデルによるシミュレータを開発し,3次元空間での提案手法の有効性を確認した. 一方,提案手法の有効性を確認することを目的として,実際に柔軟半球足を持つ2足歩行ロボットの試作機を設計・製作した.設計段階で,捻転自由度を足首に組み込むことで,歩行から車輪移動へのスムーズな遷移の実現を目的としている. 昨年度までに製作していた試作機について,アクチュエータのトルク不足や,重量バランスの不具合があったため,本年度は新たにモデルから必要トルクの再設計を行い,アクチュエータを一新すると共に,捻転部分の軽量化を行うための新しい設計を行った. また,3次元モデルの構築段階で12自由度モデルはかなり複雑になる事から,重心を用いた倒立真摯モデルに,転がりにより発生するモーメントを矛盾無く組み込める新しい歩行モデルを構築した. 本モデルを利用する事で,シミュレータを大幅に簡単に製作することが可能となり,また,全体の挙動を俯瞰的に表現することが可能となり,新しい制御手法を容易に組み込めるようになった.
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Research Products
(2 results)