2015 Fiscal Year Annual Research Report
膜構造のモディフィケーションによる次世代型超高性能RO膜の開発
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26550062
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Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
鈴木 祐麻 山口大学, 理工学研究科, 講師 (00577489)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 逆浸透膜 |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年度の研究成果より、今回対象とした逆浸透膜の場合は、酸化剤による表面処理により汚染物質の除去率および水流束を同時に向上させることは困難であることが分かった。そして、今年度の目標として、ポリアミド層のモデフィケーションとして使用されている表面コーティングに着目し、各種汚染物質の物理化学的特性に合ったコーティングを行うことで汚染物質の除去率の向上を挙げた。 このことを踏まえ、本年度はポリビニルアルコールによる表面処理がNaCl, H3BO3, そしローダミン-WT(有機汚染物質のサロゲートとして使用)の除去率に与える影響を検討した。 その結果、NaClの除去率にはポリビニルアルコールによる表面処理は影響を与えないが、ローダミン-WTの除去率にはポリビニルアルコールによる表面処理により向上することを示唆する結果が得られた。
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