2014 Fiscal Year Research-status Report
森は海の恋人か?土地利用変化と河川流量及び海域変化の統合研究スキームの開発
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26550088
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
鎌内 宏光 金沢大学, 環日本海域環境研究センター, 助教 (00398942)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長尾 誠也 金沢大学, 環日本海域環境研究センター, 教授 (20343014)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 環境動態解析 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年は、研究試料の採取及び先行研究等との調整を行った。まず、5月に京都で打ち合わせを行い3年間の計画概要を決定した(メンバー7名中6名参加)。
9月に調査地(北海道厚岸湖)にて野外試料の採取を行った(4名参加)。北海道大学厚岸臨海実験所の協力で厚岸湖及び厚岸湾で底泥堆積物コアを採取した。また、別寒辺牛川でカワシンジュガイ試料を採取した。同じく9月には北海道大学総合博物館で収蔵試料を調査し、厚岸産と思われるカキ殻試料を発見した。
別寒辺牛川における既往の水量及び水質調査資料を検討し、厚岸町から提供された資料を流量動態の推定モデルに利用可能なデータとして整備した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
堆積物等の野外試料は予定通り採取できた。既往調査のデータ収集や収蔵標本の探査等も予定通りである。
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Strategy for Future Research Activity |
採取した底泥試料の年代測定を進め、採取した試料における生物撹乱の有無を確認する。撹乱による層序の乱れが見られなければ、底泥の内容について各種分析に取りかかる。
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Causes of Carryover |
申請額よりも交付決定額がかなり少なかったので、水位計の購入と設置等を保留したため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
水位計の購入と設置の予定。
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