2015 Fiscal Year Research-status Report
森は海の恋人か?土地利用変化と河川流量及び海域変化の統合研究スキームの開発
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26550088
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
鎌内 宏光 金沢大学, 環日本海域環境研究センター, 助教 (00398942)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長尾 誠也 金沢大学, 環日本海域環境研究センター, 教授 (20343014)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 環境動態解析 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、採取した試料の分析並びに収集した資料の分析などを行った。昨年度採取した堆積物試料の年代同定を行い、生物撹乱の有無を確認して各種分析に利用可能な試料を検討した。また、試験的に堆積物試料からの微細プランクトンのDNA抽出と解析を行い、深層試料からもDNAが増幅・増幅出来る事を確認した。対象集水域の過去の土地利用を定量するため、地形図の解析を引き続き進めている。河川流量モデルを開発するとともに、生物遺骸の同位体比分析について検討した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
収集した試料や資料の処理は概ね計画通りに進んでいる。当初予算が削減されているので、河川の流量や栄養塩などの観測は取りやめた。
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Strategy for Future Research Activity |
計画に従って堆積物試料の各種分析と、土地利用の変遷に伴う流量の長期変化の推定などを行う予定。
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Causes of Carryover |
申請した計画で予定していた河川の流量や栄養塩濃度の観測、農薬に由来する重金属をトレーサーとして用いる研究について検討したが、費用の不足から見送る事ととした。そのかわりに生物遺骸中のトレーサーの測定技術に測定技術の習得などを行ったが、若干の不足があった。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
堆積物試料の各種の分析等に費やす他、最終年度であるため、とりまとめの打ち合わせや成果発表の旅費として使用予定。
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Research Products
(2 results)