2016 Fiscal Year Annual Research Report
Relation between cosmetic behavior and health behavior and attempts at health promotion
Project/Area Number |
26560023
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Research Institution | Shubun University |
Principal Investigator |
吉田 和枝 修文大学, 看護学部, 教授(移行) (50353032)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 化粧品 / 健康安全面 / HPLPⅡ / T検定 / 化粧と健康 / 混合型形式 / 教室 / ヘルスプロモーション |
Outline of Annual Research Achievements |
第二段階調査(女性1600名の化粧行動と保健行動についてのwebアンケート調査)の分析考察を平成27年度に引き続き行った。1600名の内、化粧をしている1396人を分析対象とした。化粧品の身体への健康安全面に何らかの注意を払っている人や関連知識がある人とそうでない人との間でHPLPⅡ(日本語版健康増進ライフスタイルプロフィール尺度)に差があるかどうかについてT検定を行った。結果、化粧品の成分表示を意識するか否か(t=9.434,df=1395,p<.001),化粧品の保管場所に注意するか否か(t=8.654,df=1395,p<.001),化粧は必ず落として寝るか否か(t=3.604,df1395,p<.001),アレルギーの知識の有無(t=6.423,df1395,p<.001)、毛染めをしている人対象に、パッチテスト行うか否か(t=5.761,df=844,p<.001)などの項目で、化粧品の健康面での安全面に注意を払っている人や関連知識がある人の方がそうでない人よりもHPLPが有意に高く、総合的により良好なライフスタイルを送っていることが示唆された。第三段階はこれまでの調査結果を参考にし「化粧と健康について考えてみよう」と題して、看護学生7グループ(1G:7-8人)に混合型形式の教室を開催した。プログラムは「こころと化粧」「高齢者の化粧」など複数のテーマを提示しグループディスカッション、携帯型水分計や電子顕微鏡およびPH測定器を使用して学生自身の皮膚や化粧品の観察、講義(化粧文化、化粧とアレルギー反応、化粧被害など)とした。短期評価であるが化粧と健康に関して意識や知識の向上、また賢い化粧消費者になろうとする認識が高まったと評価された。今後このような教室開催を広げていくことは人々の化粧行為がより健康的に安全に行われる一助となりヘルスプロモーションにつながると考えられた。
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Remarks |
学会発表用の抄録の投稿はおこなっているが査読は6月以降であり現時点では結果待ちである。また論文も投稿は行っているが、査読中である。
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