2014 Fiscal Year Research-status Report
ヒマワリ由来のセロトニンによる生命多階層構築システムの理解
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26560049
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Research Institution | Advanced Sclene, Technology & Management Research Institute of Kyoto |
Principal Investigator |
福元 隆浩 公益財団法人京都高度技術研究所, 産学連携事業部, 客員研究員 (50433024)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | セロトニン / 生体内代謝 |
Outline of Annual Research Achievements |
生体内代謝環境の解析に伴い、本件申請時と同様の動物および細胞による解析を進めると同時に、1)現実的評価が動物よりも早い、2)生体/形態評価が培養細胞よりも的確である、の二点から、植物をモデルとした検証方法の開発も試みている。結果、我々が想定した結果ならびに非常み興味深い結果が多数得られ、再現検証を進め科学的根拠の理解と教科書的事実関係との整合性に相関が認められたため、国内特許3件と国際特許1件の申請と受理に至っている。今後は、動物仕様の検証と植物による新規検証モデルの両方を活用することで、本申請の目的である疾患機序の解明と予防法の考察を積極的に進めていく。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
動物実験の結果を活用した植物モデルの検証システムの開発も新規に立ち上げたため、当初は試行錯誤の期間があり申請時の計画が遅れ気味であったが、検証モデルが確立できたので、遅れを取り戻せている。これにより動物側、植物側、培養細胞側との生物としての包括的な生体内代謝機構の分析が可能になったと判断しているので、本年度は加速度的に目的遂行が実施できると考えている。
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Strategy for Future Research Activity |
合計4件の知財申請と受理を受けたので、さらなる目的達成とその後を見据えた研究を実施できる。また、動物側、植物側、培養細胞側との生物としての包括的な生体内代謝機構の分析を行うので、概念的に考えていた統一のモデルの考察が実施できればと期待している。
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Causes of Carryover |
所属機関の変更により本件初年度開始時期の研究計画実施が遅れたため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
所属機関の変更に伴い仕様実施可能な測定機器のコスト等の変更があるが、研究計画には変更はなく、実施予定内容内で機器使用料金に使用する
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