2014 Fiscal Year Research-status Report
看護組織の知識創造における考え方の語りによるリーダー育成法の実証
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26560118
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Research Institution | Wakayama University |
Principal Investigator |
松田 憲幸 和歌山大学, システム工学部, 准教授 (40294128)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
瀧 寛和 和歌山大学, システム工学部, 教授 (10304180)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | メタ認知 / 教師教育 / オントロジー工学 / 教育工学 / 看護教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
実際の指導で熟練指導者が使った言葉から”ものの考え方”を分析し(1)問題指摘(2)原因同定(3)解決助言(4)効果示唆で構成された.それそれ概念を抽出した.(1)問題指摘では,結果論的思考をしている状態,悩みが分解されていない状態,ケースを特徴づける、重視していることを明示出来ていない状態,葛藤が指針で構成されていない状態,対象とする判断の明確化,二つの立場が明確に論証されていない,起こらなかったことを想定できていないなどを抽出した.また原因同定では,思考の妥当性を正しく検証できていない問題,何が葛藤を導いたかを解きほぐせていない問題,思考した時点に戻って別の結果を想定できていない問題,葛藤の根源が見極められていない,簡単に答えを見いだせない難しい問題を抱える問題,悩みが悩みのまま問題,実際の判断という問題,起こった事実にとらわれすぎている,架空の状況が複雑すぎる問題,後悔にとらわれた思考しかできない問題などを抽出した.(3)効果示唆では,意図的に悩み・後悔を分解する内容,葛藤に至る判断にのみ、判断タグを付ける内容,ケースの固有性を分析する内容,思考した時点に戻って、原因と結果を吟味して、割り切って別の結果を考える内容,指針を探求する方法という内容,極端な考え方について考える内容,論証に必要な事実をまとめる・選択する,起こるかも知れないことを推定するなどがあった.(4)効果示唆には,意図的に悩み・後悔を分解する方法を理解するという目標,思考した時点に戻って、原因と結果を吟味して、割り切って別の結果を考えるという目標,指針を探求する方法を理解するという目標,ケースの固有性を分析する習慣を身につけるという目標,極端な考えをとることで理解するという目標,葛藤に至る判断だけを区別できるという目標,悩みが明確・解決の想起,将来の思考につなげる学習があった.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
熟練指導者の”ものの考え方”を表す語いの分析および体系化について,問題指摘が8個,原因同定13個,解決助言7個,効果示唆が6個の概念を体系化でき,これらを含む3,000語の体系を構築できた.
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Strategy for Future Research Activity |
今後も実際の指導から語いの分析および体系化を行い,新人指導者が考え方を学ぶための指導法の確立および学習資源を管理し効果的に提供するシステムを開発する.
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Research Products
(17 results)
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[Presentation] Reviewing system of writing for hospital nurses2014
Author(s)
Hideyuki KANO, Hirotaka NISHIYAMA, Koji TANAKA, Liang CUI, Noriyuki MATSUDA, Hirokazu MIURA, Mitsuru IKEDA and Hirokazu TAKI
Organizer
Proc. of The 22nd International Conference on Computers in Education
Place of Presentation
Nara, Japan
Year and Date
2014-11-30 – 2014-12-04
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